【規格適合】Google 22.5W USB Type-C Charger レビュー

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GoogleのUniversal 22.5W Dual Port USB Type-C Chargerを購入したので、レビューを行います。

対象の製品

以下のページで販売されているACアダプタです。

クイックレビュー

USB Type-Cの規格に適合しているACアダプタです。

5400円という価格なのであまり強くオススメはできませんが、規格的にも法律(PSE)的にも問題のないACアダプタが欲しい方には良い選択肢だと思います。

テスト項目

  • Vbus Hot: No
  • Bridged CCs: No
  • USB PD: No
  • Quick Charge: No
  • 過電流保護: No
  • Apple 12W: No

テストに使用した機器

  • メディアロジック USB Power Delivery アナライザ DTW2U3 『PDワットみるC』 (製品ページ)
  • 横河メータ&インスツルメンツ ディジタルマルチメータ 732-03 (製品ページ)
  • Apple USB-C充電ケーブル (型番:MLL82AM/A)
  • 付属のUSB Type-C to Type-C ケーブル (型番:不明 | 製造番号:不明)
  • その他、電子負荷やQCトリガーボード、Type-Cブレークアウトボードなど
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開封・製品画像

パッケージに入っていたのは以下の3つでした。

  • ACアダプタ (型番: ADP-23AW BH)
  • C to Cケーブル (1.8m | USB 2.0)
  • 安全&保証説明書
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Vbus

USB Type-Cレセプタクルを搭載しているSource機器はSinkの接続を検出してからVbusに電圧を印加するよう規格で定めており、Google 22.5W ACアダプタはその規格を満たしています。

Vbusに電圧が印加されている場合はPDワットみるCのLEDが点灯するため、この写真よりCold Socletに対応していることがわかります。

CC1・CC2の電圧がHigh状態の場合、Vbusに電圧は印加されません。

余談

E-Markedケーブルを接続した場合、Sinkが接続されていなくても一瞬だけVbusに約5Vが印加されます。

ケーブル内のRaによってCCの電圧が降下するために一瞬だけVbusに電圧を印加するものの、最終的な電圧はSinkのRdによって低下した場合とは異なるため、すぐに回路が遮断されている模様です。

以上により、規格通りE-Markedケーブルを考慮して設計がされていることが分かります。(Nexus 6P付属のACアダプタにはE-Markedケーブルを接続しただけでVbusに電圧を印加する設計不良がある)

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Bridged CCs

Google 22.5W ACアダプタのCC1・CC2はUSB Type-Cの規格に従ってそれぞれがRpでプルアップされているため、E-Markedケーブルを接続した場合でも片方のCCのみがLow状態となります。

規格通りに設計されているため、Low状態でない方のCCを使用して正しくSinkのアタッチ・デタッチを検出することができます。

eMarkerが搭載されているAppleのUSB PD 5Aケーブル(MLL82AM/A)を接続しています。

CC1のみがLow状態となっています。

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その他

USB PD・Quick Charge

Google 22.5W ACアダプタはUSB PDやQuick Chargeといった急速充電規格には対応していません。

過電流保護回路

Google 22.5W ACアダプタには規定以上の負荷が掛かった際にシャットダウンするような保護回路は搭載されていません。

過電流保護回路を搭載していないため、規定以上の電力が出力される可能性があります。(この写真では約19Wを出力しています)

Apple 12W

Google 22.5W ACアダプタはApple独自の12W給電をサポートしていません。

所感

しっかりとUSB Type-Cの規格に適合しており、さすがはGoogleブランド・デルタ製といった印象です。気分的にも、アクセサリ屋が作ったものより電源屋が作ったACアダプタの方が安心して使うことが出来ます。

値段が値段なので手放しでオススメできるわけではありませんが、ちゃんとしたUSB Type-CのACアダプタが欲しい方は検討してみてはいかがでしょうか。

参考

Nathan氏が投稿しているレビューの要点を自分用に軽くまとめておきます。
https://plus.google.com/102612254593917101378/posts/QzTXmiV7Znt
https://plus.google.com/102612254593917101378/posts/QTBgRqnxCP2

ACアダプタ

  • 22.5W設計なので、5Vであれば2ポート合わせて最大で4.5Aまでの出力となる。
  • なので、2ポート同時に3Aずつは出力できない。
  • しかしながら、”片方がUSB Type-C Current 3A固定、もう片方が1.5A固定”という設計ではない。
  • どちらのType-Cポートに接続しても、USB Type-C Current 3Aを出力できるように設計されている。
  • 2ポートの両方が使用されている状況で3Aの方を取り外すと、1.5Aの方がUSB Type-C Current 3Aへと変更される。 (プルアップ抵抗がスワップされる?)
  • “USB BC機器を充電すると、もう片方のポートが1.5Aに制限される”というバグがある。

ケーブル

  • 付属の1.8mケーブルは、電圧降下がUSB Type-Cの規格で定められている値の半分になるように設計された特別仕様。 (Benson氏のコメントより)
  • 実際にケーブルの電圧降下を測定してみても、その値は小さい模様。