【規格不適合】iVAPO 65W(60W) USB PD対応USB Type-C充電器 レビュー

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iVAPOブランドの自称65W(実測60W) USB PD対応USB Type-C充電器を購入しましたので、レビューを行います。

対象の製品

クイックレビュー

USB Type-Cの規格に適合していないACアダプタです。

CC1・CC2が短絡されて1つのRpでプルアップされているため、E-Markedケーブルと組み合わせて使用した場合では機器の接続を正しく検出できず、永遠に充電が開始されません。

また、Amazonの商品ページや実際の製品外装には65W(20V-3.25A)の出力が記載されていますが、実際に通知しているPDOは最大のものでも60W(20V-3A)であるため、出力は60Wまでとなります。

テスト項目

  • Bridged CCs: Yes
  • USB PD: Yes (Max 60W)
  • Split PDO: No
  • Vbus Hot: No

テストに使用した機器

  • メディアロジック USB Power Delivery アナライザ DTW2U3 『PDワットみるC』 (製品ページ)
  • 横河メータ&インスツルメンツ ディジタルマルチメータ 732-03 (製品ページ)
  • Apple USB-C充電ケーブル (型番:MLL82AM/A)
  • Google USB Type-C to Type-C ケーブル (型番:不明 | 製造番号:不明 | 22.5W充電器の付属品)
  • その他、電子負荷やType-Cブレークアウトボードなど
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開封・製品画像

  • 65W
  • Model: Type-C PD
  • Input: 100-240V 50/60Hz 1.2A
  • Output: 5V=3A 9V=3A 15V=3A 20V=3.25A
  • Made in China
  • PSE: なし
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Bridged CCs

USB Type-Cレセプタクルを搭載するSource機器のCC1・CC2はそれぞれをRpでプルアップするように定められていますが、iVAPO 65W充電器のCC1・CC2は短絡されて1つのRpでプルアップされており、これはUSB Type-Cの規格に適合しない設計です。

このような設計不良品は、E-Markedケーブルを使用した場合に正しくSinkのアタッチ・デタッチを検出することができません。Sinkの接続を検出できないため、永遠に充電が開始されることはありません。

E-Markedケーブルを使用した場合、充電されません

eMarkerの無いケーブルでは充電が行われます

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USB PD

iVAPO 65W充電器は「最大65WのUSB PDに対応している」と謳われて販売されています。

しかしながら、実際にやり取りされているUSB PDのパケットをキャプチャしたところ、上記の謳い文句は誤りであることが分かりました。

Amazonの商品ページや製品外装には
・5V-3A
・9V-3A
・15V-3A
・20V-3.25A

の出力が記載されていますが、実際に通知しているPDOは
・5V-3A
・9V-3A
・15V-3A
・20V-3A

の4つでした。

iVAPO 65W充電器は、65Wを謳っていながら実際には60Wまでしか出力しない粗悪品です。

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Split PDO

iVAPO 65W充電器は接続直後から4つ全てのPDOを通知しています。

Vbus Hot

iVAPO 65W充電器はUSB PDの規格で定められているCold Socketに対応しており、Sinkの接続を検出するまでVbusに電圧を印加しません。

所感

PSEマークはないわ、規格に適合してないわ、迷惑でしかないので日本で商売するのをやめてほしいですね。

※当ブログのUSB Type-C関連記事がお役に立ちましたら、hanpenblog[a]gmail.com宛に100円ぐらいAmazonギフト券を送って下さるとやる気とType-C製品の購入資金に繋がります。