iPhone 6 Plusを使って感じた、AndroidとiPhoneの違い

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この前iPhone 6 Plusを購入したのですが、iOSが全く便利とは思えなかったのでAndroidユーザーの目線でAndroidとiPhoneの長所・短所について考えてみました。AndroidからiPhoneに買い換えようと思っている方の参考になれば嬉しいです。

はじめに

私は今までずっとAndroid端末のみを使ってきたのですが、最近、衝動買いに近い形でiPhone 6 Plusを購入しました。「Touch IDとかカメラの評判が良いし、やたら日本でシェア高いけど実際はどんなもんよ?」ってのが主な理由です。

そしてiPhone 6 Plusを1週間ほど使っていたのですが、慣れとかそういった問題以前にiOSがAndroidよりも不便な気がしてならなかったので記事を書こうと思った次第です。

iPhone>Androidだと思う点

Touch ID

ホームボタンを押してスリープ解除し、そのまま指を乗っけておけばロックも解除。しかもパスコードと違って他人にバレる心配もない。ホームボタンの故障リスクが高まるかもしれませんが、それを補って余りある利便性です。

iphone-touchid

カメラ

なにも考えずに、ピントを合わせたい場所をタップしたら後はシャッターを切るだけでそれなりの写真を取れるというのはひとえにiOSの画像処理ソフトがよく作り込まれているからでしょう。iPhone 6 PlusとXperia Z1 Compactだと、iPhoneのほうが簡単に、キレイに撮れます。Z1Cで食べ物の写真撮ってもあまり美味しそうに撮れないんですよねー(というかマズそう)。その点、iPhoneならばっちり飯テロ画像が撮影できます。

液晶

iPhone 6 Plusの液晶は表示がキレイです。Galaxyの有機ELとはまた違った美しさがあると言いましょうか。有機ELの画面のキレイさというのは発色の良さという有機ELの特性に由来するものですが、iPhoneの液晶のキレイさというのは、よくチューニングされているというか、すごく自然な色味っていうキレイさです。

コントロールセンター

iPhoneの画面下からシュッって出てくる奴。Androidにも欲しいです。

iphone-controlcenter

Wi-Fiやら液晶輝度やら音楽プレイヤーやらいろいろ設定できて便利です。並び替えとかができればもっと良いんですけどね。

パーミッション管理

アプリが何かにアクセスする権限をパーミッションと言いますが、そのパーミッションの管理に関してはiOSの方が優れています。

Androidの場合、アプリをインストールするときに「このアプリはこのようなパーミッションを要求します。許可しますか?」と聞かれて、許可しない場合はそのアプリをインストールできることができません。それに対してiOSですが、まずアプリをインストールした後、アプリを使用していて初めてパーミッションを要求された時に「許可しますか?」と聞いてきます。

iphone-permission

この時に許可しなくてもアプリが一部の機能に制限がかかるだけで、アプリを使い続けることはできます。例えばTwitterアプリに「写真へのアクセス許可」は与えつつも、「位置情報へのアクセス許可」は与えないといった事もできます。間違いなくこの点についてはiOSの方が便利で優れているといえるでしょう。

Androidはこれを見事にパクり、Android 6.0 Marshmallowからはこの方式を採用しました。

ホーム画面でのバッチ通知

AndroidにはなくてiPhoneのみに存在する通知方法としてバッチ通知があります。

iphone-batch

Androidの通知領域での通知と比較して、未読の数などがひと目で分かる点が優れています。

買い換えた時の引き継ぎが楽

新しいiPhoneやiPadを買ったのなら、iTunesで古い端末のバックアップを取って新しい端末に復元するだけで移行が完了します。Androidだと同じメーカーの端末でもここまで簡単にはできないでしょう。

アニメーションが綺麗

端末を回転させた時やマルチタスクの遷移中など、やたらとアニメーションが凝ってます。初めて見た時、正直「おぉ~」と思ってしまいました。Androidもデザインには多少なりとも力を入れているようですが、アニメーションに関してはiPhoneのほうが優れていると思います。

余計なアプリが少ない

Android端末のキャリアモデルを購入すると、往々にしてd○○だの○○パスだの使いもしないのにアンインストール出来ないアプリがインストールされています。

iPhoneも確かに使わないアプリもインストールされていますが、Android端末のキャリアモデルに比べたら遥かに少ない数しかインストールされていません。この点に関しては、自らの要求をキャリアに飲ませることができるほどの圧倒的シェアを誇るiPhoneにしかできない点と言えるでしょう。

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iPhone<Androidだと思う点

戻るボタン

散々言われ尽くされていることですが、iPhoneのホームボタンオンリーよりもAndroidの戻るボタン有りの方が直感的だと思います。ブラウザで戻るボタンを押せば1つ前のページに戻りますし、アプリ中で戻るボタンを押せば1つ上の階層へと戻ります。

対してiPhoneはどうでしょうか。画面の左上の方をタップすればひとつ前に戻れるのがiOSの基本的なデザインですが、その割にApple純正ブラウザであるSafariの戻るボタンは左下に配置されています。Safariも左上に戻るボタンがあれば良いのですが、UIに統一性がないために戻るボタンを探さなければ1つ前のページに戻れないです。まったくもって直感的でないです。

iphone-back-button

iPhone 3GSや4の時代であれば画面が小さかったため、左上に配置されていても不満は出なかったのかもしれません。しかしながら今は画面が大型化していく傾向にあるため、左上という配置は操作性という点からもデメリットでしかないと思います。

カーソルキー

ずっと前から言われていますが、iOSの文字入力にはカーソルキーがありません。iOS 8で他社製キーボードアプリが使えるようになったと思ったら、まさかのAppleの制限によってカーソルキーは付けられないというオチでした。iPhone 6sシリーズからは 3D Touchを使ってカーソルキーもどきの機能を付けましたが、「そんな新機能でカーソルキー的な機能を実現させるんじゃなくて5年前からさっさと実装しろよ」と言いたくなりました。

スクロールの速度と距離

ブラウザやTwitter、アルバムアプリなど様々なアプリで上下にスクロールしますよね。このスクロールですが、AndroidとiPhoneで大きく使い勝手が違います。

Androidでの最大のスクロール速度と距離をそれぞれ100とすると、iPhoneのスクロールは速度が50ぐらい、距離に至っては5とか10とかその程度しかスクロールしてくれません。どんなに勢い良くスクロールしてもiPhoneではあまり速度が出ず、しかもすぐに強いブレーキがかかってスクロールが短い距離で止まってしまいます。必然的にスクロール回数が増えるので親指の付け根の関節が炎症になりそうです。

ホーム画面

Androidと比較して自由度が大幅に低いことで有名なiPhoneのホーム画面ですが、実際に使ってみたら想像以上に使いづらかったです。Androidユーザーの人は、アプリをすべてドロワーから起動しているのを想像してください。アイコンがぎっしりだと目的のアプリを探すのが大変ですし、大型化した画面では上に配置されているアイコンをタップするのが辛いです。

通知

Androidにあるホーム画面左上の通知アイコンがないというのは地味に不便です。通知が来ているかチェックするのにわざわざ通知センターを降ろすか、もしくはホーム画面に戻らなければならないからです。

しかもAndroidとiOSの通知センターは微妙に違い、Androidの通知センターは降ろしている途中でも通知が見えるのに対して、iOSは通知センターを降ろしきらないと通知を見ることができません。通知センターを戻す時も同様で、Androidであれば画面途中から上にスワイプしても通知センターが上に戻りますが、iOSの場合はキッチリ画面下から上にスワイプしないと通知センターが上に戻りません。細かいところですが、Androidをメインで使っている身からすると「なんでこんな無駄に指動かさなきゃ操作できないの?」と思ってしまいました。

検索

なぜキーボードの「Search」ボタンを押してそのまま検索する仕様でないのでしょうか。いちいち「Webから検索」の部分まで指を運んでタップするのが面倒くさいです。

iphone-search

インテント

インテントという言葉に馴染みがない人もいるかと思いますが、きっとAndroidユーザーであれば一度は使ったことがあるはずの機能です。アプリの中で「共有」みたいなマークを押すと、他のアプリに「何かを橋渡ししてくれる」機能です。例えばTwitterであればこんな感じ。

android-intent

一方のiOSはというと、iOS 7だかiOS 8でこのインテントをパクったらしいのですが、Androidと比べて貧弱です。

ios-intent

無いよりは遥かにマシですが、Androidと比べると見劣りすると言わざるを得ません。

デフォルトブラウザを指定できない

Androidであれば、Google検索やTwitterアプリからリンクをタップした時に起動するブラウザを好きなものに指定できます。

それに対してiOSは、ChromeやFirefoxといった「Safari以外のブラウザ」がインストールされていようがお構いなしに強制的にSafariが起動されます。例えばその開いたページをブックマークに入れたいと思ったら、別の「自分がメインで使いたいブラウザ」をわざわざ開いてブックマークに入れなければなりません。完全に二度手間ですね。

ロック画面をオフにできない

Androidはロック画面をオフにすることができますが、iOSではロック画面をオフにすることはできません。iOSでロック画面をオフにしようとするなら脱獄が必要となります。

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所感

iPhoneはハードとソフトの両方をAppleが設計しているため、その強みを活かせるカメラや指紋認証などは非常に完成度の高い仕上がりとなっています。しかしながら、ハードウェアが絡んでこない、ソフトウェアのみの使い勝手に関してはAndroidのほうが優れていると感じました。

しかしながら、Androidのみにしか存在しない機能があるからと言って、それが必ずしも万人に対して利便性をもたらすものではないのも確かです。
多くの人が購入・使用するAndroid端末のキャリアモデルには余計なアプリがインストールされているために、せっかくの機能が台無しになっている場面が往々にしてあります。

こういった要素から、
自分で検索して何とかする気力のある人・キチンと設定して使いこなせる人→Android
機械オンチを自覚している人・自分で何とかするのがめんどくさい人→iPhone
といった感じで端末を選ぶといいのではないでしょうか。あとはMacを持っている人や、GarageBandなどのApple謹製アプリを使いたい人もiPhone1択でしょう。

月並みな感想ですが、これがiPhone 6 Plusを購入してXperia Z1 Compactと比較した正直な感想です。

iPhoneの不便さの半分は自由度の低さ(デフォルトブラウザ、カーソルキー、ホーム画面etc…)に由来していると思うので、Appleにはもう少しデベロッパーやユーザーの裁量に任せるという心の広さを見せてもらいたいと思います。スマホが十分に普及してしまった現在では、昔のようにAppleの哲学を押し付けるだけではユーザーもついてこなくなると思います。

以上、あくまでも「Androidにどっぷり浸かっている人間」の感想です。AndroidからiPhoneに買い換えようと思っている方の参考になれば幸いです!