Mi Notebook Air 12.5にWindows 10 Home 日本語版をクリーンインストールした際、ドツボにはまったので備忘録として残しておきます。
はじめに
Mi Notebook Airは中国国内向けの製品であるため、言語は中国語 (簡体字) に設定されて出荷されています。
プリインストールされているのが「Windows 10 Home 簡体字版」であれば、簡単にライセンスを使い回して「Windows 10 Home 日本語版」をクリーンインストールをできたのですが、実際にプリインストールされていたのは「Windows 10 Home China」という、「Windows 10 Home」とは似て非なるエディションでした。
このエディションの微妙な差が原因で、Windows 10 Home 日本語版をクリーンインストールした際にライセンス認証でドツボに嵌ったので、クリーンインストールの手順を備忘録として残しておきます。
Windows 10 Home Chinaとは
Mi Notebook AirにプリインストールされているWindows 10はHome Chinaというエディションで、恐らくですが以下で紹介されているエディションと考えられます。
「Home China」は通常の「Home」と同じエディションのように思えますが、実際には別物のようです。その証拠に、HomeとHome ChinaではWindows 10内での表示が異なっています。
このように「Home」と「Home China」が区別されているため、手順を踏まないと「プリインストールされているHome Chinaのライセンスを使いまわしてHome 日本語版でライセンス認証をする」ということができない事態に陥ります。
プロダクトキーを確認
まず最初に、Mi Notebook AirにプリインストールされているHome Chinaのプロダクトキーを確認しておきます。
Windows 7以前であれば、PC本体に貼ってあるシールにプロダクトキーが記載されていたのでわざわざ確認する必要がなかったのですが、Windows 8からはプロダクトキーがPC内にデータとして保存されるようになりました。ですので、専用のソフトを使ってプロダクトキーを確認します。
使うソフトはこちら。寄付歓迎のフリーソフトなので、役に立ったと思った方は寄付しておきましょう。
使い方はただ起動するだけです。起動するとプロダクトキーが表示されます。
表示されたプロダクトキーはキャプチャしておくなりメモしておくなりして保管しておきましょう。
Home Chinaをクリーンインストール
次に、Home Chinaをクリーンインストールします。
プリインストールされているHome Chinaのままライセンス認証を行った場合でも特に問題ないパターンもあるのかもしれませんが、私の場合ではダメだったのでクリーンインストールを行いました。
まず、Microsoft公式のメディア作成ツールを使用してHome Chinaインストール用のUSBドライブを作成します。
USBドライブを作成したら、インストールを行います。プロダクトキーの入力を求められた場合には、先ほど確認したプロダクトキーを入力します。
Home Chinaでライセンス認証
無事にHome Chinaのクリーンインストールが完了したら、次はライセンス認証を行います。
と言っても難しいことは何もなく、初回設定後そのままインターネットに接続すれば自動でライセンス認証が行われます。
ここで重要なのが、「インターネットに接続する」という点です。ここでMicrosoftのサーバーに「このプロダクトキーはこのデバイスに使用された (=紐付けられた) 」という情報を送信しておくことにより、Home 日本語版をクリーンインストールした場合でも、オンラインになった時点で自動でライセンス認証を行ってくれるようになります。
Home 日本語版をクリーンインストール
Home Chinaでのライセンス認証が完了したら、その次はHome 日本語版をクリーンインストールします。
先ほどと同じようにメディア作成ツールを使用し、インストール用USBドライブを作成します。
インストール用ドライブを作成したら、そのドライブからブートし、クリーンインストールを行います。
この次はインストールするパーティションの選択です。気になる人は、ちゃんとすべてパーティションを切り直し&フォーマットを行ってからクリーンインストールすることをオススメします。
クリーンインストール後、初期設定を行いインターネットに接続すると、自動でライセンス認証が行われます。
ドライバについて
Windows 10はドライバ関係についてはかなり便利になっており、オンラインにしておけば自動で適切なドライバを引っ張ってきてインストールしてくれます。
Mi Notebook Air 12.5もその例に漏れず、Windows 10 Home 日本語版をクリーンインストールした後にインターネットに接続しておけば、自動でドライバをインストールしてくれました。Wi-FiはWindowsに組み込まれている標準ドライバで動作するので、本当に何の準備も不要です。
唯一手動でインストールしたのがトラックパッドのドライバです。Windowsに組み込まれているドライバでも問題なく動作しましたが、2本指を使ったジェスチャー機能を使いたかったので手動で追加インストールしました。
Xiaomiが公式に配布しているドライバは以下のページからダウンロードできます。
http://www.mi.com/service/bijiben/drivers/12/
所感
完全にドツボに嵌ってしまい、日本語版でライセンス認証をするためだけに1日使ってしまいました。
何はともあれ、Mi Notebook Airを買った人・買おうとしている人の参考になれば幸いです。