この記事をシェアする

Moto X Pure EditionにUQ mobileのSIMを刺してみた

この記事をシェアする

Moto X Pure Edition (XT1575)にUQ mobileのSIMを刺してみました。

技術的な話

Moto X Pure Editionの方を注文した理由はau回線で運用したかったからです。

しかしながら、Moto X Pure Editionをau回線で運用するには大きく分けて2つのハードルがあります。
1つ目が、そもそもau回線に繋がるのかどうか
2つ目が、Moto X PureがMFBIに対応しているのかどうか
という点です。

au回線に繋がるのかどうか

CDMAという通信方式はLTEと全く別物の通信規格であることに加えて、世界的にもマイナーな通信方式であるため、LTEと組み合わせて使用する際はどのような挙動をするかわからない部分があります。

例えばMoto X Pure Editionを米国のCDMAキャリアであるVerizonやSprintで使用する場合、初めてSIMカードを刺した時にはアクティベーションが必要なようです。それに伴って発生するのが、「auもCDMAキャリアだけど、アクティベーションをせずに使えるの?」という問題です。

LTE Only等に設定することによってCDMAのアクティベーションを無視して接続できれば良いのですが、そこら辺は使ってみないとわからない部分です。

Moto X PureはMFBIに対応しているのかどうか

auで使われているバンドとMoto X Pure Editionの対応バンドを比較してみると以下の通りとなります。

CDMA2000 LTE
BC0 BC1 BC6 BC10 1 2 3 4 5 7 8 11 12 13 17 18 20 25 26 28 38 41
au
Moto X Pure

auで使われているバンドで重要なのはLTE B18(26)で、その次に重要なのがB1/41となります。

しかしながらauのメインバンドであるLTE B26はMFBIで吹いているため、端末側がMFBIに対応していないと掴めません。もしもMoto X Pure EditionがMFBIに対応していない場合、au LTEのメインバンドであるB18(B26)が掴めないので、au回線で通信できたとしてもLTEで通信できるエリアが大きく制限されてしまうことになります。

参考:【MFBI】Nexus6はau B26(800LTE)を使えるのか | Gadget and Radio

やってみた

条件

試行錯誤をする上で、Jetstream様の「Nexus 6北米モデル(XT1103)を国内運用する際の注意点まとめ」を参考にしました。

端末はMoto X Pure Edition (XT1575)で、
・Android 5.1.1 公式ROM
・ビルド番号:LPH23.116-18
・システムバージョン:23.21.18.clark_retus.en.US retus
・ベースバンドバージョン:M8992_1255309.10.01.68R FSG-8994-01.71_SUPER_NA
というLollipop条件および、

・Android 6.0 公式ROM
・ビルド番号:MPH24.49-18
・システムバージョン:24.11.18.clark_retus.retus.en.US retus
・ベースバンドバージョン:M8992_1255331.29.01.88.02R SUPER_NA
というMarshmallow条件の2つで、

SIMはUQ mobile データ高速プラン(音声通話契約なし)を使用しました。

結果

先に結果だけ言ってしまうと、継続して接続できませんでした。

もう少し詳しく述べると、
・LTE/CDMA auto (PRL)に設定した場合
→LTEマークが付いて通信可能となった後、10秒ほどで電波ロスト
・LTE Onlyに設定した場合
→ビックリマーク付きのアンテナピクトが数秒表示された後に電波ロスト
という感じでした。LollipopだろうがMarshmallowだろうがどちらでも同じ状況です。

LTE/CDMAに設定した場合に10秒ほど接続している間のスクショがこんな感じです。

moto-x-pure-uq

思いつく手は試してみたのですが、継続して接続することはできませんでした。

今回検証を行ったのはUQ mobileのデータSIMでしたので、au本家のSIMやVoLTE SIMだとまた挙動が変わるかもしれません。また、アップデートで使えるようになるかもしれません。しかし、とりあえずは「Moto X Pure EditionでUQ mobileは使えない」という結果となりました。

広告

IIJ (SMS付き)の場合

LTE OnlyやWCDMA Onlyに設定すると、ピクトすら立ちませんでしたが、LTE/WCDMAやLTE/GSM (PRL)に設定すれば通信できました。下の画像の通り、CS Domainも通ってるっぽいのでセルスタンバイ問題も起きていません。しかしながら、なぜかSMSは使えませんでした。

moto-x-pure-iij

検証場所はLTE B1(とB19)が飛んでいるエリアだったので、仕様通りLTE B1に対応していることがわかりました。

広告

感想

いやーいい勉強になりました。今後は「北米版端末を買ってau回線で運用する」なんてことは考えずに、大人しくグローバルモデルを買ってdocomoもしくはSoftBank回線で運用するようにします。

Moto X Style / Pure Editionを検討中の方はMoto X Styleの方を買いましょう。Moto X Styleは技適も通ってるみたいですし。

Expansysでは40,000円前後で販売されています。