Galaxy S9 レビュー

Galaxy S9 (SCV38)

8.4

デザイン

9.5/10

ハードウェア

10.0/10

ソフトウェア

8.5/10

パフォーマンス

8.0/10

カメラ

8.0/10

電池持ち

6.0/10

ディスプレイ

9.5/10

全体的な満足度

8.0/10

良かったところ・気に入った点

  • 最高レベルのハードウェア
  • ノッチなしでそれなりに狭額縁
  • 高精細で発色の良いディスプレイ
  • スムーズな動作
  • 何でもそれなりに撮れるカメラ
  • イヤホンジャックあり
  • ステレオスピーカー
  • USB PD・Qi対応

悪かったところ・不満な点

  • バッテリー持ち
  • 撮った写真が全部やや明るい
  • 湾曲ディスプレイ
  • Bloatware
  • 4GB RAMはやや不足感

今さら人生で初めてGalaxyシリーズのスマートフォンを購入しました。半年間メイン端末として使用したので、備忘録も兼ねてレビューを残しておきます。

スペック

機種名
(型番)
Galaxy S9
(SCV38 / SM-G960J)
画面サイズ 5.8 inch
解像度 1440 x 2960 (19.5:9)
端末サイズ 148 x 69 x 8.5 mm
重量 161 g
SoC Snapdragon 845
RAM 4 GB
ストレージ 64 GB
microSD 対応
前面カメラ 8 MP
背面カメラ 12 MP
バッテリー 3000 mAh
W-CDMA 不明
LTE 不明
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
イヤホンジャック あり (本体底部)
ソース Samsung

Galaxy S9は以下のサイトから購入することができます。

開封・付属品

Galaxy S9 (SCV38) のパッケージには以下のものが入っていました。

  • Galaxy S9本体
  • USBケーブル (Standard-A – Micro-B)
  • 変換アダプタ (Standard-A → Type-C)
  • ケース (TPU)
  • イヤホン (AKGブランド)
  • イヤーピース
  • SIMトレー取り出しピン
  • TVアンテナ
  • ドキュメント類

USB Type-CのスマホにMicroUSBケーブルが付属してくるという充実の付属品です。変換アダプタはA→Cのものしか付属してこないので、別途ケーブルを買わなければGalaxy S9を充電することすらできません。「変換アダプタとMicroUSBケーブルを使って前のスマホからデータを引き継ぎしてね」という建前のようですが、今までMicroUSBのスマホを使っていた人がMicroUSBケーブルを持っていないはずがないので、ちょっと苦しい理論だと思います。

ざっと調べたところ、US・EU・UK・インド・台湾に投入されているモデルはA – Cのケーブル (とAFC対応ACアダプタ) が付属してくるようです。当然ですね。地域によってはMicroUSB → Type-Cの変換アダプタも付属してくるようですが、日本版はそれすら付属してきません。

Galaxy S9に限らず、日本のキャリアモデルは基本的にケーブルやACアダプタが付属してこないためキャリアが口出ししているものと思われますが、真相は不明です。

キャリアモデルを買ったのは約2年ぶりでしたが、「やっぱりキャリアモデルは買うもんじゃねえな」という思いを新たにしたパッケージ内容でした。

ハードウェア

※保護フィルムは後から自分で貼ったものです

工作精度・品質

Galaxy S9の外装のクオリティは、私が今まで使った中で1・2を争うレベルで高いです。パッキンなしで側面の金属フレームとディスプレイ・背面がピッタリ噛み合っており、ホコリが入り込む隙間すらありません。

安いモデルだと心なしかチープな気がする電源・音量ボタンも、適度な大きさ・クリック感で良いです。

デザイン

ノッチ無しで上下のベゼル幅もほぼ揃っており、背面もGalaxy S8と違って指紋センサーが適切なポジションに配置されているため、全体的に非常に整ったデザインという印象です。カメラの出っ張りもほぼ無く、近年稀に見る完成度の高いプロダクトデザインだと個人的には思います。

デザイン性が高いだけに、QiやFeliCa、auのロゴがより一層目障りに感じます。

操作性

そもそも割と小型であることに加えて背面が湾曲しているので、片手での操作性は結構良いです。ディスプレイが縦に長いので画面左上はちょっと届きにくいですが、しょうがないですね。

背面がガラスだったりQiのコイルが内蔵されているせいか若干ズッシリ感はあります。若干ですが。

イヤホンジャック

Galaxy S9には今となっては貴重なイヤホンジャックがあります。

イヤホンジャックが無いからといってその機種の購入をやめるようなことはないですが、やはりイヤホンジャックはあって損することはないのでできれば欲しいです。

ソフトウェア

プリインストールアプリ

起動して最初に目につくのは大量のキャリアアプリです。やっぱりキャリアモデルは買うもんじゃねぇな (2回目) 。

キャリアアプリはスルーするとしても、それ以外のプリインストールアプリもやや多いです。ChromeとGalaxy独自ブラウザーが両方プリインストールされていて喜ぶ人はいるのでしょうか。Galaxy Membersなんかもオタク以外見向きもしないと思うので、もうちょっとスリムアップしたほうが良いと思います。

カスタマイズ性・使いやすさ

プリインアプリはやや多いものの、機能面や使いやすさは良好です。

  • 通常はRoot化しないと無効化できないDirect shareを設定から無効化できる
  • 音量ボタンを押した時に着信音とメディア音のどちらを変更するか設定できる
  • デュアルメッセンジャー機能 (LINEなどが1台で2アカウント使えるようになる機能)
  • PIN入力で4ケタ入力すれば自動で解除される (AOSPではEnterを押す必要あり)
  • Android 10に先行してダークモードが実装されている

等々、便利な機能が数多く実装されています。

ハードウェアとの統合性も素晴らしく、最高のハードウェアを最大限活かすようによく作り込まれているAndroidスキンだと思います。

Bixby・DeX

Bixbyは使うのにGalaxyアカウントが必要な時点で失敗している気がします。一般人は「めんどくさ」ってなって使わないまま終わるんじゃないでしょうか。

逆にDeXは色々と可能性を感じます。もちろん現状ではPCの代替になるようなことはありませんが、なかなか面白い機能だと思います。Android 9から専用のDeXアクセサリが不要になったのもGoodですね。Android 10 AOSPでもDeX的なデスクトップモードが実装されましたし、今後の展開に期待したいです。

カメラ

Galaxy S9のカメラは「写真を撮りたくなるカメラ」という感想です。必ずしもベストというわけではないですが、何を撮っても割とそれっぽく撮ってくれるのと、ディスプレイがキレイでシャッターを切った瞬間はキレイな写真が撮れたかのような気分になるため、とりあえずカメラを向けてみたくなる謎の魅力があります。

実際の写りとしては、何でも明るく撮れます。時には白飛びするレベルで明るさ盛り盛りなので正直ちょっとやりすぎだと思いますが、それを考慮しても十分キレイな写真を撮ることができます。

シャッター音は日本と韓国「以外」のSIMカードを挿している場合にのみ無効化される

電池持ち

Galaxy S9のバッテリー持ちは悪いです。充電1回あたりのSOT (Screen on Time / 画面点灯時間) は5時間程度で、6時間以上持ったら「今日は持ったな~」という感じです。

普段の生活であればギリギリ1日は持つと思いますが、どこかに出かけて1日中持ち歩くだとか、旅行でカメラを使いまくるような場合はどこかで再充電が必要になります。

パフォーマンス

日本版Galaxy S9はSnapdragon 845が採用されており、発売から1年以上経過した今でも十分にスムーズで快適です。ゲームなどの高負荷なアプリも含めて、まだまだ現役で使えるパフォーマンスだと思います。

強いて言えば、RAMが4GBなのがちょっと少ないかなという感じはします。Galaxy S9は画面解像度が高いので、6GB積んでくれているとベターでした。

その他

ディスプレイ

精細さや発色、コントラストなど、表示品質については素晴らしいです。有機ELの弱点である屋外での視認性も不満になるレベルではないです。

ただ、個人的に不満だったのが湾曲ディスプレイ (エッジスクリーン) です。保護フィルム貼りづらさマックスなのと誤タッチが割と頻発したので、Galaxyシリーズに限らず今後2度と湾曲ディスプレイの機種を買うことはないです。

ステレオスピーカー

Galaxy S9は通話用スピーカーと底面スピーカーを使ったステレオ仕様となっており、音質も中々に良いです。左右 (上下?) の音量も違和感を感じない程度には揃っており、動画視聴時に大活躍します。

ちなみに、ステレオの左右は画面の向きに応じてちゃんと入れ替わります。 (Xperiaは入れ替わらない)

インテリジェントスキャン・指紋認証

Galaxy S9は顔認証と虹彩認証を組み合わせた「インテリジェントスキャン」を利用できます。虹彩認証ということで技術的には面白い機能だと思いますが、実際の使い勝手としては速度も精度も微妙で段々と使わなくなり、結局指紋認証ばかりを使うようになってました。

その指紋認証も、精度は悪くないものの速度的には他社に少し劣る印象で、それに加えて「1度指紋認証にミスるとその後指紋センサーが反応しなくなる」という謎の現象がちょくちょく発生したのであまり良い印象はないです。

USB Type-C周り

Galaxy S9はUSB Type-C周りもちゃんとしています。

所感

個々の要素は優れているけどトータルとしての完成度はイマイチ……という製品は数多くありますが、Galaxy S9はその時点でのトップクラスのテクノロジーを使用し、さらにそれらが高い完成度で1つのデバイスとしてまとめ上げられています。この完成度を体験できたという意味で、Galaxy S9を買ってよかったと思いました。

ただ、個人的に使い続けるかというとそれはまた別の話で、私の場合は半年メイン端末として使ってもエッジスクリーンをうまく扱うことができなかったため、今は別のフラットディスプレイな機種をメイン端末として使っています。湾曲ディスプレイがどういうものかは良く分かったので、今後湾曲ディスプレイの機種を買うことはないです。 (なるべく)

こういうことを言うと「湾曲ディスプレイって微妙なのか。買うのやーめた」と思う人もいるかもしれませんが、私は好きになれなかったというだけで、S9+を使っている友人はエッジスクリーン含めて気に入って使っているようなので、何が気に入って何が気に入らないかは本当にその人次第だと思います。

色々言いましたが、結論としては発売から1年半経った今でも素晴らしいと言える端末だと思います。Galaxyシリーズが世界中で支持されている理由が分かりました。

Galaxy S9は以下のサイトから購入することができます。電池持ちが1番の弱点なので、予算や大きさが許すのであればS9+の方をオススメします。