FOMAプラスエリアやLTE Band 19とは

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docomo回線を使っていく上で重要な、LTE Band 19やFOMAプラスエリアについて解説します。

800Mhz帯

携帯電話回線の電波には様々な周波数帯が使われているのですが、その中に「800MHz帯」というものがあります。

この800MHz帯は「障害物に強い」という特性を持っているため、ビルの影や山間部をカバーするために使われることの多い周波数帯です。言い換えれば、「800MHz帯に対応していない機種は、都心のビル群や地方の山間部だと電波のつかみが悪い」ということになります。

FOMAプラスエリア

FOMAとは「ガラケーが主流だった時代にメインで使用されていた通信方式の名称」です。現在では主に通話用の電波として使用されています。

そして、そのFOMAの電波が吹いている地域の中でも、特に800MHz帯のFOMA電波が吹いている地域を「FOMAプラスエリア」と呼んでいます。

そんなFOMAプラスエリアですが、「FOMAプラスエリアに対応しているかどうか」というのは「W-CDMA Band VI (6) に対応しているかどうか」で判別することが出来ます。FOMA 800MHz帯の中身はW-CDMA Band VIという電波だからです。

LTE Band 19

LTE Band 19とは、docomoが使用している800MHz帯のLTEのことです。W-CDMA Band VI (≒FOMAプラスエリア )のLTE版と考えれば分かりやすいかもしれません。

現在はLTEを使った高速通信が主流のため、W-CDMA Band VIよりもLTE Band 19の方がより重要と言えるでしょう。

この問題の原因

そもそもなぜFOMAプラスエリアやLTE Band 19の問題が発生するかというと、世界でdocomoだけがW-CDMA Band VIやLTE Band 19を使用しているからです。

世界規模で見たら日本市場は決して大きいとは言えないので、コストに見合わないと判断されてしまえばW-CDMA Band VIやLTE Band 19は削られてしまいます。この判断はメーカーとして当然のことなので、もし恨むのであればメーカーではなくdocomoを恨みましょう。