OnePlus 5 開封&レビュー

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OnePlus 5の8GB RAMモデルを購入しましたので、レビューを行います。

スペック

機種名 (型番)OnePlus 5 (A5000)
ディスプレイ (解像度)5.5インチ (1920 x 1080)
端末サイズ154.2 x 74.1 x 7.25 mm
重量153g
SoCSnapdragon 835
RAM6GB / 8GB
内部ストレージ64GB / 128GB
microSD
前面カメラ16MP
背面カメラ16MP (ノーマル)
20MP (ズーム)
バッテリー3300mAh (取り外し不可)
W-CDMA1/2/4/5/8
LTE1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/
20/25/26/28/29/30/38/39/40/41/66
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth5.0
USBType-C (USB 2.0)
指紋センサー前面 (ホームボタン内蔵)
その他デュアルSIM
ソースOnePlus

かなりハイスペックなOnePlus 5ですが、「スマホに8GBもRAMを積む必要ある?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。かくいう私もその点を疑問に思いつつ、うっかり手が滑って8GB版の方をポチってしまいましたので、そういった点も含めてレビューを行っていきたいと思います。

OnePlus 5は以下の通販サイトで販売されています。

開封

箱の中に入っていたのは

  • OnePlus 5
  • ACアダプタ (Dash Charge対応)
  • USBケーブル (Standard-A to Type-C)
  • 説明書
  • ステッカー
  • SIMトレイ用ピン

の6種でした。

ハードウェア

発表時から言われていることではありますが、iPhone 7 Plusにとても良く似たデザインとなっています。左上に配置されたデュアルカメラや外周部に沿ったアンテナバンドなど、iPhoneのパチモン感は否めません。

デザイン的にはオリジナリティに欠けるOnePlus 5ですが、ハードウェアのクオリティは上々です。安物感は一切感じられず、価格相応のしっかりとした金属ボディとなっています。

操作性

見た目以上に手への馴染みが良く、5.5インチディスプレイの割に操作しやすいです。標準的な5.2インチ機種を扱える方であれば、このOnePlus 5も無理なく操作できると思います。

ただし、表面の質感がサラサラとしていてかなり滑りやすい点には注意が必要です。入手当日にケース無しで使っていたら速攻で落としそうになり、危うく1日目にして傷物にするところでした。

ソフトウェア

OnePlus 5には、OnePlusが独自にカスタマイズした “OxygenOS” というAndroidが搭載されています。

「独自にカスタマイズした」というとiPhone風のインターフェースを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、OxygenOSは素のAndroid(AOSP)とほぼ同じインターフェースであるため、iPhone風Androidが苦手な方でも違和感なく使うことが可能です。

また、機能面では色々と手が加えられており、かゆいところに手が届く仕様となっています。個人的に特に気に入っているのが “ゲーム中の妨害禁止” という機能で、指定したアプリを起動している間は通知を表示しないようにすることができます。デレステなどの音ゲーをプレイする際にとても重宝する機能です。

パフォーマンス

当然といえば当然ですが、あらゆる操作がスムーズです。もちろんソフトウェアが最適化されているという側面もあるとは思いますが、Snapdragon 835/LPDDR4X 8GB/2レーン版UFS 2.1ストレージは伊達ではありません。

ただし、8GB RAMによる効果については正直疑問を持っています。1日を通してゲームやネット、Twitterなど普段通りに使ってみたものの、消費していたRAMはせいぜい4GBで、8GBものRAMを活用できていたとは言い難い状況でした。

という感じなので、「8GB RAMはただのロマン」というのが個人的な見解です。内部ストレージが64GBで足りるのであれば、6GB RAMモデルの方で十分だと思います。

ベンチマーク

カメラ

OnePlus 5のカメラは「16MPの通常カメラ」+「20MPのズーム専用カメラ」という構成になっており、”Dual Camera. Clearer Photos.” という謳い文句でそのカメラの性能が大きくアピールされています。

実際にカメラを使ってみましたが、確かにキレイに撮れます。精細さやダイナミックレンジなど、どれも及第点は超えていると思います。デュアルカメラに関しても、ワンタッチで2倍ズームにできるので思っていたよりも便利に使っています。(光学1.6倍+デジタルズームで2倍ズーム)

ただ、盛大にアピールするほどのカメラかというと、それはそれでちょっと疑問です。オールマイティに使えるカメラですが、5万円のスマホであることを考慮すると価格相応だと思います。

指紋認証

OnePlus 5のホームボタンには指紋センサーが内蔵されており、スリープ時に触れると画面オンとロック解除を同時に行うことができます。

肝心の使い勝手は非常に良好です。今まで使ったスマホの中でダントツ1番の早さですし、精度もほぼ百発百中です。文句の付け所がありません。

お世辞抜きに、現時点で最高の指紋認証だと思います。

電池持ち

標準的な電池持ちだと思います。

ゴリゴリ減っていくようなこともなければ、驚異的に電池持ちが良いということもありません。「使った分に応じて減る」といった印象です。

ゲームをガッツリプレイする方だと1日充電なしは厳しいと思いますが、そうでなければ丸1日ぐらいは大丈夫でしょう。

Dash Charge

残り1%の状態で充電開始
30分後には59%まで充電されていました

OnePlus 5は独自の急速充電規格であるDash Chargeに対応しており、付属のACアダプタとケーブルを使って充電した場合に通常よりも高速に充電を行うことが可能です。

実際に試してみたところ、30分で1%から59%まで充電されました。ACアダプタとケーブルの両方が対応していなければならないのが欠点ですが、この充電速度は大きなアドバンテージだと思います。

ディスプレイ

OnePlus 5のディスプレイは有機ELとなっており、発色が非常に良好です。様々なコンテンツを色鮮やかに表示してくれます。

有機ELというと屋外での視認性が気になるところですが、真夏の日差しの下でも特に問題なしでした。最も明るいディスプレイではありませんが、普段使っていく上で必要十分な輝度は確保されていると思います。

その他

LTE Band19対応

docomo LTE 800MHz (LTE Band19)

OnePlus 5はLTE Band19に対応しているため、より広いエリアでdocomoの電波を掴むことができます。

Jelly Scroll (ゼリースクロール)

海外では、 “Jelly Scrolling” などと呼ばれるOnePlus 5の奇妙なスクロールが一部で問題となっています。

このJelly Scrollは感じる人と感じない人がいるようですが、ネットを見る限りでは無視できない人数がJelly Scrollを訴えている模様です。

私もOP5を使っていてJelly Scrollを感じているのですが、正直かなり不快です。使っていられないほどではありませんが、かといって無視することもできない程度には気になります。

このJelly Scrollですが、「ディスプレイが上下逆さまに取り付けられていることが原因である」という見解が有力なようです。(つまり設計上の欠陥)

その見解を信じて試しにOP5を逆さまにしてみたところ、確かにJelly Scrollが起こっていないように見えました。また、別のスマートフォン(HTC 10)を逆さまにして使ってみたところ、今度は逆にJelly Scrollが起こっているように見えました。

以上から、Jelly Scrollは

  • 設計上の欠陥なので全個体で起こりうる
  • Jelly Scrollを感じるか感じないかはその人次第
  • OP5以外の機種を逆さまにしてスクロールが変に感じたら、OP5でもJelly Scrollを感じる可能性が高い

と考えられます。

ですので、OP5を購入する場合は今使っているスマートフォンを逆さまの状態でスクロールしてみて、変に感じないかテストしてから購入することをオススメします。

所感

Jelly Scroll以外はとても良くできている機種だと思います。

動作はスムーズですし、指紋認証は私が今まで使った中で1番早いです。カメラの性能も向上しており、弱点らしい弱点が見つかりません。「今使っているスマートフォンを逆さに使ってスクロールが変に感じないのであれば是非とも検討して欲しい」と思えるほどにはJelly Scrollを除いて良く出来ています。

OnePlus 5は以下の通販サイトで販売されています。