安定して速度が出ると評判のNURO光を契約しました。通信品質に不満はないですが、屋外工事日がなかなか決まらない等、通信以外の部分でトラブルになりやすいので注意点をまとめておきます。
NURO光の良かった点
通信品質は文句なし
私が契約したのは「NURO 光 G2V(マンションミニ)」という、下り最大2Gbps・上り最大1Gbpsのベストエフォート型サービスです。
一応下りの方が2Gbpsまで対応しているということになっていますが、So-netから貸与されるONU兼ルーターがどれも1000BASE-T止まりであるため、実際には上り下り共に1Gbpsが理論上の最高速度となります。
とは言っても、大半の方はこれだけの速度が出ていれば満足するのではないでしょうか。4k動画をストリーミングしてもバッファリングで停止せずに再生できますし、今までは1晩かけて行っていたような数十GBのゲームのダウンロードも30分~1時間程度で終わります。
土曜の夜に計測した際も上り下り共に最低600~700Mbpsは出ていたので、「安定して速度が出る」という評判に偽りはないと思います。
Wi-Fiルーターのレンタルが無料
NURO光は追加料金なしでWi-Fiルーターを借りることが出来ます。
もう少し正確に言うと、料金プランに含まれているONU(光回線終端装置)がルーター・Wi-Fiアクセスポイントの機能も兼ね備えているため、無料で使えるという仕組みです。
自前のルーターを使えないのでギークな方からするとデメリットとも成り得ますが、一般的にはありがたいサービスだと思います。
月額料金が割と安い
他社と比べてみると分かりますが、NURO光の月額料金は結構安いです。
戸建てタイプでプロバイダ料金なども入れると月額5000~7000円程度になってしまうことも少なくないですが、NURO光の場合は普通に申し込んでもプロバイダ料やWi-Fiルーターレンタルなど全てコミコミで税込5000円ちょっとです。
それに加えて、下記のキャンペーン経由で申し込みをするとキャッシュバックが付いてくるので、かなりお得感のある光回線サービスなのではないかと思います。
キャッシュバック
NURO光は所定の手続きを踏んで契約すると、45000円のキャッシュバックを受けることができます。
最近の光回線は割引・キャッシュバック関係がしょぼいため、これは割と大きなメリットだと思います。私自身、このキャンペーンに釣られて契約した感は否めません。 (もちろん回線品質が良いという前提があってこそですが)
もしこの記事をお読みの方で「NURO契約しようかな」という方がいましたら、以下のリンクから申し込むことによってキャッシュバックを受けられますので、よろしければどうぞ。
NURO光の悪かった点・注意点
前置きが長くなりましたが、どちらかというとこっちが本題です。正直、開通するまで結構つらい思いをしたので、これから契約する方が後悔しないことを願い、思いつく限り全て書いていこうと思います。
(ほぼ) 必ず工事が必要
NURO光を契約する場合、すでにフレッツ光など既に他の光回線を使用中の方でもほぼ100%工事が必要となってきます。
例えば「フレッツ光→光コラボ」の乗り換えでは工事不要で転用できたりしますが、NURO光の場合はそうはいかないので注意が必要です。
外壁に穴が開く
NURO光の場合、他の入居者が既に契約している場合以外では、建物にNUROの光回線を引き込む工事が必要となるため、どうしても外壁に多少の穴が空きます。
大抵は既に存在している配管などを使うのでビス止め程度で済みますが、運が悪いと追加で壁に穴を開ける場合もある模様です。(私の場合はビス止めでした)
賃貸の場合はビス止めであっても大家さんの許可が必要になり、許可をもらえないことには工事できませんので、申し込む前に予め承諾を得ておく必要があります。
屋外工事日がいつまで経っても決まらない
検索するといくつも記事がヒットしますが、NURO光の屋外工事は実施されるまで日数を要します。すぐには開通しません。
一例として私のパターンを紹介しておくと、
- 10月6日:NURO光 申し込み / 屋内工事日 予約
- 10月13日:屋内工事実施
- 11月21日:屋外工事日決定
- 12月6日:屋外工事実施 / 回線開通
といった感じでした。
開通までちょうど2ヶ月掛かったことになっていますが、屋内・屋外両方の工事を最速で進めてこれなので、なかなか予定の都合がつかない方はもっと掛かると思います。
土日祝日の工事は追加で3000円かかる
工事を土日に行う場合、土日祝日工事費として3000円+税が追加でかかります。
光コンセントが増える
「うちはもう部屋に光コンセントあるし、少しは工事が少なくて済むやろ」とお考えの方がいるかもしれませんが、残念ながらそう上手くはいきません。
この写真は私の部屋の光コンセントですが、見事に「前の入居者が残していったと思われるフレッツ光系の光コンセント」と「NURO光の光コンセント」の2つが鎮座しています。
素人的には「同じ “光” なんだし使いまわせるやろ……」と思ってしまうわけですが、なぜかわざわざ別々の光コンセントを設置する必要があるようです。
実質4年縛り
多くの方は2年縛りがある代わりに月額料金の安い「NURO 光G2V」の方で契約すると思いますが、G2Vの方で契約すると最初の4年間はいつ解約しても何らかの料金を請求されてしまいます。
なぜこんなことが起きるのかというと、「料金プランの更新月 (2年ごと)」と「工事費の分割回数 (30ヶ月)」が一致していないからです。例えば、2年ちょうどで解約しようとすると未払いの工事費を請求されますし、逆に30ヶ月後に解約しようとすると今度は2年縛りの契約解除料を請求されます。
引っ越しも解約扱いになる
NURO光の割と大きなデメリットとして、「引っ越しも解約扱いになる」というものが挙げられます。
「同じ建物内で部屋を変えただけでも違約金と残りの工事費を請求された」なんて話も聞いたことがあるので、この点については要注意です。
NURO光 for マンションは契約数が3戸以下になると強制的に契約解除
4戸以上の契約を必要とする代わりに安価な月額料金で利用できるNURO光 for マンションですが、3戸以下になると強制的に契約が解除されてしまうようです。
海外IP扱いされる場合がある
NURO光はアクセスするサイトによっては海外IP扱いされる場合があります。
nuro光の回線が海外IP扱いになるの、DAZNのサポートページに対処方法書いてあったけれど、【ONU繰り返し再起動しろ】ってパワーに満ちた解決法が書いてあって、泣きながらIPガチャ回してる https://t.co/oyOI1wJmDs
— こぐこん (@kogukon) 2017年10月30日
幸いなことにNURO光は半固定IPなので1度国内IPを引いてしまえばその後は楽ですが、IP制限をしているサイトにアクセスする場合はちょっとめんどうかもしれません。
所感
サービス自体は非常に良いと思いますが、契約面に関しては他社の通信サービスと同様にタチが悪いです。契約期間は「2年ごと」ではなく「最低2年間」であるべきだと思います。
そうは言っても、Wi-Fiルーターの無料レンタルやキャッシュバックなどがあり、それでいてこの回線速度ですので、満足度は高いです。上で紹介したリスクを承知できるのであれば、かなりオススメできる光回線だと思います。
以下のリンクから申し込むとキャッシュバックを受けられますので、よろしければどうぞ。