Nextbit Robin 開封&レビュー

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Nextbit Robinを購入しましたので、レビューを行います。

スペック

まずはスペックをおさらいしておきます。

メーカー Nextbit
機種名 Robin
画面サイズ 5.2 インチ IPS-LCD
解像度 1920×1080
端末サイズ 149 x 72 x 7 mm
重量 150g
CPU Snapdragon 808
RAM 3GB
内部ストレージ 32GB
microSD
W-CDMA 1/2/3/4/5/6/8/9/19
LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28
Wi-Fi a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.0 LE
前面カメラ 5MP
背面カメラ 13MP
バッテリー 2680mAh
USB USB Type-C
指紋センサー 電源ボタン
急速充電 Quick Charge 2.0
その他 フロントステレオスピーカー
ソース Nextbit

フルHDの5.2インチIPS液晶にSnapdragon 808、RAM 3GB、内蔵ストレージ32GBということで、2015年に発売された端末の中ではハイスペックな部類に入ります。

動作に関わるスペックはしっかりとしたものを搭載しつつも、
・個性的なデザイン
・クラウドと連携するストレージ
・フロントステレオスピーカー
・LTE Band19対応

といった特徴がありますので、そういった点にも目を向けつつレビューしていこうと思います。

Nextbit Robinは以下の通販サイトで販売されています。

開封

同梱されていたのは
・USB Type-C to Aケーブル(USB 2.0準拠)
・SIMトレイ用ピン
・クイックスタートガイド

の3つでした。

ハードウェア

一見して分かる通り、Robinのボディは非常にポップなデザインが特徴となっており、知っている人が見ればひと目で分かる個性の強さがあります。しかもボタンや端子が同じ大きさかつ対称になるよう配置されており、デザイナーの強いこだわりを感じるデザインとなっています。

Robinはデザインだけでなく、ハードウェアの造り自体も非常にしっかりしています。ポリカーボネート製であるため金属ボディの機種と比べると高級感こそ劣りますが、がっしりとした剛性のある外装となっています。

重量・操作性

Robinは非常に高いデザイン性を誇りますが、操作性に関してはそのデザインが仇となって「あまり良くない」と感じました。

ポリカーボネート製であるためか片手でも難なく扱える重量ではあるものの、比較的角ばった形状で手への馴染みが良くないため、操作性に関しては同じ5.2インチのNexus 5Xよりも劣る印象です。

「操作しづらい!」とまでは言いませんが、良好とは言えない操作性だと感じました。

ソフトウェア

機能的にはほぼ素のAndroidそのままとなっており、独自要素はホームアプリやクラウド連携ストレージ、再起動オプション等となっています。

非常にシンプルで使いやすいとは思いますが、Google Play ミュージックとは別の音楽再生アプリぐらいは入っていても良かったように感じます。

パフォーマンス

Snapdragon 808にRAM 3GBを搭載していますので、WEBブラウジング、メール、地図アプリ、SNSといった軽い作業はもちろんのこと、ゲームも重量級でなければ快適にプレイすることが可能です。

ポケモンGOも問題なくプレイできましたし、デレステも2D軽量であればMasterでも問題なしでした。

ベンチマーク

Antutu
Geekbench 4
GFXBench

カメラ

暗い場面ではやや厳しいものの、それなりに撮れるカメラだと思います。モノに寄れなかったりメシマズカメラというわけでもないので、実用レベルには達していると言って良いでしょう。

ただ、シャッターやフォーカスの速度が少し遅く、使い勝手に関してはイマイチな印象です。

電池持ち

良くないか、やや悪いぐらいの印象です。私の使い方では、SNSなどを割とガッツリ使うと1日は持ちませんでした。

待ち受けをしている分には良いのですが、使っているとモリモリ電池が減っていく印象です。

クラウド機能

Robinの1番の目玉機能であるクラウドとの連携ですが、私は使っていません。

なぜかというと、
・そもそも内部ストレージ32GBで足りてしまう
・クラウドに何がアップロードされているのか、ユーザー側から詳細を確認できない
・データ通信量がもったいない

といった理由からです。

「容量が足りなくなったらクラウドへ!」という考えは非常に先進的であり、この機能を知った時はとても感心しましたが、現時点では「時代がこの機能について来ていない」という印象です。

FOMAプラスエリアとLTE Band19に対応

Robinの対応バンドは公式HP上では
・HSPA 850/900/1700/1800/1900/2100MHz
・LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28

となっていてW-CDMAの対応バンドがわからないため、通常ではアクセス出来ないRobin本体の領域を読み込んで対応バンドの特定を行いました。

その結果、Robinの正式な対応バンドは
・W-CDMA 1/2/3/4/5/6/8/9/19
・LTE 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28

であると判明しました。

以上の結果より、Robinはスペック的にも法律(技適)的にも問題なくdocomo回線で使用できると言えるでしょう。

詳しい人向け情報

需要があるのかわかりませんが、Robinでdiagモードに入る方法を載せておきます。

Nextbit OSではdiagモードに入れないのでCyanogenMod 13をインストールします。CM13を起動後、su権限でsetprop sys.usb.config diag,adbを実行するとdiagモードになり、自動で再接続・ドライバのインストールが行われます(私の環境ではHTC Diag Driver等は必要なしでした)。後はお好きにどうぞ。

対応バンドを算出した時の画像はTwitterに載せたので、気になる人はこちらからどうぞ。

その他 雑感

指紋センサー

Robinの電源ボタンには指紋センサーが内蔵されており、画面オンと同時にロック解除も行うことができます。

肝心の使い勝手ですが、指紋認証の速度については不満がないものの、精度についてはやや不満が残ります。10回中7~8回ぐらいの成功率であるため、よく使う右手の親指などは2本分登録しておいた方が快適に使用できるでしょう。

また、指紋センサー内蔵電源ボタンと言うと「プニプニしていて押した感覚がない」との評判だったXperia Z5を思い出す方もいるかもしれませんが、その心配は不要です。Robinの電源ボタンはしっかりとクリック感があり、押した感触のある電源ボタンとなっています。

ディスプレイ

Robinのディスプレイは5.2インチのフルHD IPS液晶となっており、輝度や発色など十分なクオリティでした。

フロントステレオスピーカー

デザイン上の特徴でもあるフロントステレオスピーカーですが、実用面でもなかなかの実力を発揮してくれます。

音が自分の方向へ飛んで来て、しかもステレオなので、動画を見たりゲームをしたりする時の臨場感が違います。

USB OTGについて

Nextbit RobinはUSB OTG非対応です。USBストレージなどは使えないので、あらかじめ覚悟しておいてください。

まさかこのご時世にOTG非対応のスマホが出てるとは思ってもおらず、買った後に試したら使えなくて驚きました。

所感

兎にも角にもデザインに価格分の価値を見いだせるかどうかで、この機種の満足度が決まるように感じました。

Robinのデザインは唯一無二であるため、このデザインが欲しいのであればRobinを買う以外に手段はありません。人によっては嫌いな人もいるとは思いますが、私はこのデザインをとても気に入っており、値段相応の満足感を感じています。

FOMAプラスエリアやLTE Band19にも対応しており、普段使いであればスペック的に不足はありません。このデザインが気になる方は買ってみてはいかがでしょうか。実物は写真よりも遥かにカワイイですよ。

Nextbit Robinは以下の通販サイトで販売されています。