OnePlus 3を購入しましたので、レビューを行います。
スペック
OnePlus 3は投入地域ごとにモデルが別れており、それぞれの対応バンドも含めたスペックは以下の通りとなります。
機種名 | OnePlus 3 | ||
投入地域 (型番) |
中国 (A3000) |
ヨーロッパ / アジア (A3003) |
北米 (A3000) |
画面サイズ | 5.5インチ AMOLED | ||
解像度 | 1920 x 1080 | ||
端末サイズ | 152.7 x 74.7 x 7.35 mm | ||
重量 | 158g | ||
SoC | Snapdragon 820 | ||
RAM | 6GB LPDDR4 | ||
内部ストレージ | 64GB UFS 2.0 | ||
microSD | ✕ | ||
3G | W-CDMA 1/2/5/8 CDMA EVDO BC0 TD-SCDMA 34/39 |
W-CDMA 1/2/5/8 | W-CDMA 1/2/4/5/8 CDMA EVDO BC0 |
LTE | Cat.6 1/3/7/38/39/40/41 |
Cat.6 1/3/5/7/8/20/38/40 |
Cat.6 1/2/4/5/7/12/17/30 |
Wi-Fi | a/b/g/n/ac (2.4GHz / 5GHz) | ||
Bluetooth | 4.2 | ||
前面カメラ | 8MP | ||
背面カメラ | 16MP | ||
バッテリー | 3000mAh (取り外し不可) | ||
USB | USB 2.0 Type-C | ||
指紋センサー | ホームボタン | ||
急速充電 | Dash Charge (5V / 4A) | ||
その他 | デュアルSIM | ||
ソース | OnePlus |
こうしたスペックを持つOnePlus 3ですが、他の機種と比較して特徴的な部分としては
・5.5インチに対して解像度がフルHD
・Snapdragon 820 (性能と発熱)
・RAM 6GB
・バッテリー3000mAh
・Dash Charge
といった点が挙げられますので、こういった点にも目を向けつつレビューを行っていきたいと思います。
OnePlus 3は以下の通販サイトで販売されています。
開封
本体フォトレビュー
前機種のOnePlus 2と同様にこのOnePlus 3も組み立て品質が非常に高く、他社フラグシップモデルに引けをとらない質感の高さだと感じました。
持ってみた感じも背面がラウンドしているためか5.5インチの割に操作しやすく、重さもほとんど気になりませんでした。想像以上に手への馴染みが良いです。
難点を上げるとすればカメラの出っ張りとボタンです。ボタンの押し心地が思っていたよりも軽く、メタルボディの出来が良い分もう少しクリック感が欲しいと感じました。
起動してみた
動作について
非常に快適に動作しています。去年買ったスマホがポンコツに思えるほど快適です。
OnePlus 3は2016年上半期の最上位モデルであるSnapdragon 820を搭載しているため、処理が重いゲームを動作させても引っかかることなくスムーズに処理してくれます。
そのSnapdragon 820に加えて、OnePlus 3は6GBものメモリを搭載しています。そのためアプリを複数起動させた状態にしても、メモリ不足が原因で終了させられているという事態がまったく起きません。
OnePlus 3の前に使っていた機種の不満点の1つが「ポケモンGOとブラウザを同時に起動させるとメモリ不足でポケモンGOが終了させられる」という点でした。しかしながらこのOnePlus 3で同様の動作を試してみたところ、ポケモンGOが終了させられることがないばかりか、追加で他のゲームを複数起動しても、どのゲームも起動したまま維持しているという化け物っぷりでした。
Snapdragon 820+メモリ6GBというスペックは、今までのスマホとは明らかに一線を画す動作を約束してくれます。
発熱
Snapdragon 810/808、特に810で問題となっていた発熱ですが、820では改善していると考えて良さそうです。
上の画像はゲームを一定時間プレイした後のものなのですが、極端には発熱していないことがわかります。(808/810では50℃以上になる機種も珍しくなかった)
確かにOnePlus 3でも発熱は感じますが、心配になるほどではありません。むしろ熱伝導の良いメタルボディのおかげで上手く熱を放出できており、その熱が手に伝わってきているという印象でした。
カメラ
最高レベルとは言いませんが、それなりによく撮れると思います。個人的にはスマホのカメラでこれだけ撮れれば十分です。
指紋認証
OnePlus 3はホームボタンに指紋センサーが内蔵されています。
肝心の使い勝手は非常に良く、その指紋認証の早さに愕然としました。誇張ではなく本当にボタンにタッチした瞬間に指紋認証が行われ、画面が表示されます。「適当にやってるんじゃないの?」と思ってしまうレベルで認証速度が早いです。
指紋センサーを搭載している機種も珍しくなくなってきましたが、このOnePlus 3の指紋センサーは精度・速度の両方でトップクラスの実力を備えていると感じました。
ディスプレイ
OnePlus 3はディスプレイに有機ELを採用しています。有機ELのメリットとしては「発色の良さ」と「消費電力の少なさ」が挙げられますが、その反面デメリットとして「屋外での視認性の悪さ」がよく指摘されています。
発色
非常に素晴らしい発色だと思います。有機ELを採用した端末を使うのが初めてなので他とは比較できないのですが、液晶とは明らかに違います。すべての色が液晶より鮮やかで、黒はより深い黒色を表示してくれます。
消費電力
通常であればスマートフォンのバッテリー消費で1番割合を占めるのはディスプレイですが、有機ELを採用しているOnePlus 3では少し話が変わります。
上の画像は極端な例ですが、有機ELの消費電力が少ないというのは本当のようです。このおかげかOnePlus 3は電池容量の割に優れた電池持ちを発揮しています。(後述)
屋外での視認性
OnePlus 3はOptic AMOLEDという、通常の有機ELに独自のチューニングを施したものをディスプレイに採用しています。OnePlus曰く「屋外での視認性や発色が改善されている」とのことですが、確かに思っていたほど屋外での視認性は悪くありませんでした。
有機ELと言うと「真夏の直射日光下では何も見えない」というのが当然と言っても良い状況でした。しかしながらOnePlus 3は真夏の直射日光下でも意外と普通に見え、手で影を作ったりせずとも画面に何が表示されているかハッキリと確認できました。
さすがに横から覗くようなアングルでは厳しかったですが、正面から見るような状況では不満に感じることは少ないと思います。
電池持ち&充電&USB端子
電池持ち
OnePlus 3が搭載しているバッテリーは3000mAhで、5.5インチ前後の機種の中では決して多い方ではありません。しかしながら電池持ちに関しては想像以上で、SNS、WEB閲覧、多少のゲームぐらいであれば普通に1日持つと思います。(使い方はかなり個人差が出るので保証はできませんが)
「他機種と比較して良い」と言えるほどではありませんが、「電池容量の割には良い」とは言っても問題ないと感じました。推測ですが、電力消費の少ない有機ELを採用しているのが理由であると考えています。
充電速度
OnePlus 3はDash Chargeという急速充電の規格に対応しているのですが、このDash Chargeであれば約20分で50%までという驚異的な急速充電を行うことが出来ます。
OnePlus 3はバッテリー持ちが良いと言うほどではないですが、この充電速度で電池持ちをカバーできていると思います。
USB端子
OnePlus 3は従来のMicroUSBではなく、今後普及すると見込まれているType-Cという新しい形状のUSB端子を採用しています。
Type-C端子自体はリバーシブルで非常に使い勝手が良いのですが、まだあまり普及しておらず、充電手段は自分で確保しなければならないのが現状です。おそらくあと1年ほどはこの状況が続くと思いますので、OnePlus 3を購入する際には追加で変換アダプターかケーブルを買うことをオススメします。
同時待ち受けについて
OnePlus 3は4G+3GのDSDSに対応しています。
所感
正直に言って、今まで使った端末の中で1番完成度が高いです。良い点もいろいろあるのですが、それ以上に「欠点らしい欠点がない」ということが非常に素晴らしいと思います。
性能的には満足でも発熱がひどかったり、カメラの画質に満足できなかったりと、今までのスマートフォンには何かしらの不満を感じていました。しかしながらこのOnePlus 3は圧倒的な性能によるスムーズな動作にも関わらず、発熱といった不満点が見つからないため、日々の調べ物から重量級ゲームまで何でもこなせる万能選手的な出来の良さを感じました。
そんなOnePlus 3は以下の通販サイトで販売されています。