Mi Notebook Air 12.5 開封&レビュー

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Xiaomi(小米科技)ブランド初のノートPCであるMi Notebook Air 12.5を購入しましたので、レビューを行います。

スペック

まず最初に、Mi Notebook Airのスペックを簡単におさらいしておきます。

製品名 Mi Notebook Air
バリエーション 13.3 12.5
ディスプレイ 13.3インチ (1920×1080) 12.5インチ (1920×1080)
CPU Core i5-6200U Core m3-3Y60
グラフィック NVIDIA GeForce 940MX Intel HD Graphics 515
メモリ オンボード 8GB (DDR4-2133) オンボード 4GB (LPDDR3-1866)
ストレージ M.2 256GB PCIe x4 SSD
(SATA M.2 空きスロット有り)
M.2 128GB SATA SSD
(PCIe M.2 空きスロット有り)
外部端子 USB Type-C x1
USB 3.0 x2
HDMI x1
ヘッドフォンジャック x1
USB Type-C x1
USB 3.0 x1
HDMI x1
ヘッドフォンジャック x1
無線LAN IEEE802.11 a/b/g/n/ac IEEE802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth v4.1 v4.1
バッテリー持続時間 (公称値) 8時間 9.5時間
サイズ (W x D x H) 309 x 210 x 14.8 mm 292 x 202 x 12.9 mm
重量 1.28kg 1.07kg
ソース Xiaomi

今回レビューするのは12.5の方ですが、Mi Notebook Air 12.5はCore m3やRAM 4GBなどスペック的に不安感があることは否めません。ですので、このスペックでどの程度の作業ができるのかといった点も含めてレビューを行っていきたいと思います。

Mi Notebook Airは以下の通販サイトで販売されています。

開封・同梱品

まずは開封・同梱品の紹介です。

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出荷時点で箱が2重になっており、中国の乱暴な輸送でも傷つかないようになっています。

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白地に本体写真ということで、非常にAppleを意識したパッケージです。

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ここもApple方式。

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本体の下にはスタートガイド(中国語)とACアダプターが入っています。

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ACアダプターは恐らくUSB PDと思われる出力に対応しており、コンセント部は日本と同じ形状です。

本体フォトレビュー

本体についてもう少し詳しく見ていきましょう……と言いたいところですが、正直に言ってXiaomiの製品ページに載っている画像と何ら遜色ない物が届いたので、私の拙い写真を見るより公式写真の方が参考になると思います。

一応少しだけ写真を載せておきます。

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天板にはロゴも何もないです。

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底面にはネジ穴やスピーカー用のスリットがあります。ちなみに中央のシールは簡単に剥がせます。

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右側面にはUSB 3.0ポート、USB Type-Cポート(USB PD対応)、通電ランプがあります。(左が手前側、右が奥側)

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左側面にはフルサイズHDMIとイヤホンジャックがあります。(右が手前側、左が奥側)

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手前側です。カードリーダー等はなく、開閉用の窪みがあるだけです。

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背面側にも何もありません。ヒンジの部分だけプラ製なので色が少し違って見えますが、実物ではほとんどわかりません。

金属製のボディで剛性は高く、質感も非常に良いです。「ペラペラで押したら凹む」といったことは全く無く、個人的な感想ではありますが「10万円のノートPCです」と言われても疑わないぐらい外装の出来は良いと思います。

ディスプレイ

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グレアディスプレイであることも相まって、非常に美しい表示です。

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最大でここまで開くので、通常使用には問題ないでしょう。

グレア仕様であることも相まって非常に表示のクオリティが高く、輝度や上下左右の視野角についても申し分ありません。Macのディスプレイと比較すると劣るかもしれませんが、Windows機の中では確実に上位に入るクオリティでしょう。

キーボード・トラックパッド

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キーボードはUS式となっています。ピッチは広く取られており、打ちにくさはありません。

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キーボードにもバックライトがついています。

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キートップだけでなく、キーボード全体が光るようになっています。

US配置が使いやすいか使いにくいかは個人の使用用途によっても変わりますので言及は避けますが、キーボード自体の品質は想像以上に良かったです。薄型の筐体なのでストロークは浅く、押し心地も軽いです。しかしながらキチンとタイプ感があり、剛性の低さに起因する”たわみ”等も感じられませんでした。使った感触としてはLavie Zに近いと思います。

ハードウェア的な造りに関しては問題ないのですが、使っているうちに2つの不満を感じました。1つ目は「F1~F12を入力するにはファンクションキーと同時押しをしなければならない」という点です。一応Esc+Fnで入れ替えることはできるのですが、再起動するたびにリセットされてしまうため面倒です。BIOS側で恒常的に変更できるわけでもないので、この点に関してはアップデートを期待したいところです。

2つ目は「Deleteキーの位置」です。通常であればDeleteキーが存在している位置には電源ボタンが配置されており、慣れないうちは電源ボタンを押してしまいそうになります。電源ボタンは他のキーよりも重くなっているため不本意にシャットダウン等をしてしまう事態にはなりませんが、「慣れが必要である」という点については否めないでしょう。

トラックパッドは大きさ・感度ともに申し分なく、「カーソルが飛ぶ」「タッチを認識しない」といった事象には今まで遭遇していません。1つ難点を挙げるとすれば「左右クリックがトラックパッドと一体化している」という点でしょうか。最近のノートPCはこの仕様のものが多いので仕方ないところではありますが、個人的には独立してて欲しかったところです。

その他 雑感

動作

Core mで問題なく使えるか少し心配でしたが、今のところ問題なく使えています。Core mの処理性能が思っていたよりも良く、要素の多いエクセルのグラフを扱っても問題なく処理してくれました。RAMが4GBなのでブラウザでタブを20個とか開くと厳しいですが、普通にブラウジングして事務作業をする分には快適に動作してくれています。

片手で開けられる

置いた状態でディスプレイを持ち上げると本体側も一緒に持ち上がってしまうノートPCは少なくありませんが、このMi Notebook Air 12.5は持ち上がることなく片手で開閉することが出来ます。よく出来ていると感心しました。

ピッタリ閉じられる

ヒンジの作りが悪く、閉じたはずなのに若干の隙間が空いてしまうノートPCも存在しますが、Mi Notebookではそのようなことは起きません。ディスプレイの端の方にマグネットが仕込んであるのでピッタリと閉じることが出来ます。

スピーカー

Mi NotebookのスピーカーはAKGの監修が入っているらしいです。実際に音楽を流してみたところ、確かにノートPCの割には健闘した音を鳴らしていました。低音を効かせた音楽は厳しいですが、ポップスなどをBGM的に流す分には満足できる音質だと感じました。

電池持ち

Core mを採用しているおかげか、駆動時間は長いです。キチンと測ってはいませんが、7時間ぐらいは使えたように感じました。モバイルPCとしても申し分ない電池持ちだと思います。

充電速度

30分の充電で約50%まで、1時間半の充電で満タンまで充電されました。充電速度が早いです。

日本語化

少し手こずりましたが、プリインストールされているWindows 10のライセンスで問題なくWindows 10 Home 日本語版をクリーンインストールできました。長いので別記事になっています。

所感

Xiaomi製品の中でもメインライン?であるMiブランドで出されただけあって、全ての品質が高いです。「置いた状態でも片手で開閉できる」ということからもわかるように、普通の中華PCとは一線を画する完成度です。

「中華PCや3万円前後で売っているノートPCじゃ性能的にも品質的にも不満。かといって10万円以上もする機種は買えない」というような人にオススメできるPCだと思います。保証やサポート等を犠牲にする代わりに10万円相当のPCが手に入る、Mi Notebook Air 12.5はそんなノートPCだと感じました。

Mi Notebook Airは以下の通販サイトで販売されています。