Xiaomi Mi 5 開封&レビュー

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Xiaomi(小米)の2016年前半のフラグシップモデルであるMi 5の32GBモデルを購入しましたので、レビューを行います。

スペック

Mi 5はエディションごとにCPU/GPUの動作周波数、RAM容量が異なっており、それらも含めたスペックは以下の通りとなっています。

機種名Mi 5
エディション标准版
(Standard)
高配版
(Prime)
尊享版
(Pro)
画面サイズ5.15インチ
解像度1920 x 1080
端末サイズ144.55 x 69.2 x 7.25 mm
重量129g (セラミック版のみ139g)
CPU
(最大動作周波数)
Snapdragon 820
(1.8GHz)
Snapdragon 820
(2.15GHz)
Snapdragon 820
(2.15GHz)
GPU
(最大動作周波数)
Adreno 530
(510MHz)
Adreno 530
(624MHz)
Adreno 530
(624MHz)
RAM3GB3GB4GB
内部ストレージ32GB64GB128GB
microSD
3GW-CDMA 1/2/5/8
CDMA EVDO BC0
TD-SCDMA 34/39
LTEBand 1/3/7/38/39/40/41
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth4.2
前面カメラ4MP
背面カメラ16MP
バッテリー3000mAh
急速充電Quick Charge 3.0
ソースXiaomi

「高コスパ!!」などと宣伝されていることも多いMi 5ですが、その一方でiPhone風のインターフェースをしたMIUIというカスタムAndroidを搭載しているなど、一癖ある端末であることも否めません。

そのため、「クセが強い面も含めて、本当にコスパが良いと言えるのだろうか?」といった点に重点を置いてレビューを行っていきたいと思います。

発売当初こそプレミア価格だったものの今では値下がりしており、1番スペックの低い32GB版であれば2万5000円ほどで入手可能です。Mi 5は以下の通販サイトで販売されています。

開封・付属品

箱の中に入っていたのは
・Mi 5本体
・ACアダプター (QC 3.0対応)
・USBケーブル (A to C)
・説明書
・SIMトレイ用ピン

の5つでした。

箱の内部は安いっぽいものの、ACアダプターはQC 3.0に対応したものが同梱されており、「削れるコストはできるだけ削るが、必要なコストは掛ける」といった印象でした。

ハードウェア

パッと見であれば安っぽさは感じず、価格の割に頑張った外装・デザインだと思います。個人的にはカメラが出っ張っていないのがポイント高いです。

しかしながら、そうは言っても定価2万円の機種です。背面がプラっぽく見えたり、USB Type-Cポートやイヤホンジャック周りの造形が甘かったりしますので、そういったところでコストカットの跡を感じました。

本体重量・操作性

背面がラウンドしたデザインであるため手へ馴染みやすく、操作性は非常に良好です。本体重量も129gと軽量であるため、片手でも軽々と操作することができます。

5.15インチという画面サイズの割に、非常に軽量で操作しやすい端末だと感じました。

ソフトウェア

Mi 5にはXiaomiが独自にカスタマイズしたMIUIというAndroid OSが搭載されており、素のAndroidからかなりデザインが変更されたものとなっています。

デザイン的に割と統一感があるとはいえ、かなり慣れが必要であることは否めません。メモ帳やお天気アプリ、カレンダーといったXiaomiオリジナルのアプリはそれなりに使いやすい印象でしたが、人を選ぶAndroid OSであることは間違いないでしょう。

また、MIUIには日本語設定が用意されていない点にも注意が必要です。とある方法で無理矢理日本語設定にできなくはないのですが、そもそもアプリに日本語翻訳が用意されていない場合が多く、設定などが英語になってしまうアプリがほとんどです。そういった点でも、あまり万人向けではないAndroidだと感じました。

動作について

クロックダウン版とはいえ流石のSnapdragon 820で、すべての動作を問題なく行うことができました。2016年発売のハイエンド機種でRAM 3GBというのは少ない部類ですが、WEBブラウジング、メール、地図アプリ程度ではまず不足することはありません。

ポケモンGOやデレステについても問題なくプレイできました……が、デレステは処理落ちこそしないものの、3D標準でプレイすると結構な発熱を感じました。

カメラ

まずまず、といった感想です。5万円超の他社フラグシップと比較すると劣りますが、同じ2万円台のローエンド端末と比べれば明らかにキレイな写真が撮影できます。

シャッタースピードが早いので、気軽にスナップ写真を撮ったりするのに向いていると感じました。

指紋認証

mi5-front-bottom

Mi 5のホームボタンには指紋センサーが内蔵されており、肝心の動作は精度も速度も上々でした。

また、個人的には指紋センサーがホームボタン内蔵というのも高ポイントです。Android端末では背面に指紋センサーを配置している機種も少なくないですが、机に置いた状態ではホームボタン内蔵式が1番使いやすいため、個人的にはこのタイプが1番好みです。

同時待ち受け

mi5-sim-tray
mi5-dsds

Mi 5はNanoSIM+NanoSIMのデュアルSIM仕様となっており、試しにdocomo系MVNOのSIMを2枚刺してみたところ、4G+3Gの同時待ち受けをすることができました。

その他 雑感

ディスプレイ

発色、輝度、ともに申し分ないです。解像度こそフルHD止まりであるものの、精細さについても全く問題ありません。

「有機ELは焼き付きを気にするのが面倒なのでできれば避けたい。解像度に関しても、スマホで2560×1440とかを採用されてもほとんど差がない割に消費電力だけが上がるのでやめてほしい」ぐらいに思っているので、このMi 5のディスプレイはほぼ理想形でした。

電池持ち

3000mAhというやや大きめのバッテリーを搭載していることに加えて画面解像度がフルHD止まりであることも影響してか、良好なバッテリー持ちでした。

公式MIUIへの書き換え

Xiaomi公式“以外”から購入した場合、Xiaomi非公式のMIUIに書き換えられていることがほとんどです。非公式MIUIはアップデート機能が潰されているというデメリットがあるため、Xiaomi公式のMIUIに書き換えてから使用することを強く推奨します。

所感

自力で公式MIUIへの書き換えができるか否かで、この端末の価値が大きく変わると感じました。

公式MIUIへの書き換えができない場合、そのままではアプデが永久に降ってきません。アプデが降ってこないスマホは言うなれば「Windows Updateの降ってこないパソコン」と同じですので、お世辞にもオススメできるとは言えません。

しかしながら「自力で公式MIUIに書き換える気力がある人」「Android端末のカスタムに慣れている人」であれば話は変わってきます。2万円台で購入できること考えれば、MIUIを書き換える手間を考慮したとしても、かなり高いコスパを誇る機種だと感じました。

そんなMi 5は以下の通販サイトで販売されています。