Nokia 7 plus レビュー

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Nokia 7 plus (TA-1062)

Nokia 7 plus (TA-1062)
8.1

デザイン

8.5 /10

ハードウェア

9.0 /10

ソフトウェア

7.5 /10

パフォーマンス

8.0 /10

カメラ

8.0 /10

ディスプレイ

7.5 /10

バッテリー持ち

8.5 /10

全体的な満足度

8.0 /10

良い点

  • 堅牢なボディ
  • 工作精度の非常に高いパーツ
  • それなりに良く撮れるカメラ
  • 押しやすいボタン
  • イヤホンジャックあり
  • USB Type-C/USB PD

ダメな点

  • 日本語設定なし
  • カメラがたまに露出過多になる
  • 通知LEDなし
  • 重い
  • ディスプレイの彩度が高すぎる
  • 背面のコーティングがやや安っぽい

HMD GlobalのNokia 7 plusを購入しましたので、レビューを行います。

スペック

機種名
(型番)
Nokia 7 plus
(TA-1062)
画面サイズ 6インチ
解像度 2160 x 1080 (2:1)
端末サイズ 158.38 x 75.64 x 9.55 mm
重量 184g (実測)
SoC Snapdragon 660
RAM 4GB
内部ストレージ 64GB (eMMC 5.1)
microSD 対応
前面カメラ 16MP
背面カメラ 12MP (通常)
13MP (望遠)
バッテリー 3800mAh
W-CDMA 1/2/5/8
LTE 1/3/4/5/7/8/
20/28/34/38/39/40/41
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 5.0
その他 イヤホンジャックあり
通知LEDなし
ソース Nokia

最近出たAndroid Oneの機種と言うとMoto X4、HTC U11 life、Mi A1などがありますが、どの機種もS625/630辺りを採用していて、悪くはないものの若干のパワー不足感は否めません。

そんな中で登場してきたのが今回レビューをするNokia 7 plusです。Nokia 7 plusはSnapdragon 660を採用していて前述の機種よりもパフォーマンスが期待できるのと、個人的にS660の機種を使ったことがないという理由で買ってみました。

Nokia 7 plusは以下の通販サイトで販売されています。

開封・付属品


箱には以下のものが同梱されていました。

  • Nokia 7 plus本体
  • USB 2.0ケーブル (Standard-A to Type-C)
  • ACアダプタ (Quick Charge 3.0対応)
  • イヤホン
  • SIMトレー用ピン
  • ドキュメント類
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ハードウェア

外装の品質は非常に良いです。軽く触るだけでも分かるほど堅牢ですし、ボタンも適度な大きさ・クリック感で押しやすいです。そして何より良いのがパーツの工作精度で、パッキンを使っていないのにディスプレイ周りに隙間が全くありません。これは7~8万円するハイエンド機種でもなかなか出来ていないことなので普通にすごいです。

質感

Nokia 7 plusの背面はアルミフレームに「セラミック風のコーティング」が施されています。黒とゴールドの部分で別パーツのように見えますが、1つのアルミパーツです。

「コーティングでデザインを付ける」というアイデアはアンテナバンドを隠せる等のメリットもあるのですが、正直セラミック風のコーティングはちょっと安っぽいです。というのも、セラミック風のはずが実際はポリカーボネートのNexus 5Xに似た質感となっているからです。(Nexus 5Xは安っぽいと評判だった)

操作性

Nokia 7 plusは2:1の6インチディスプレイ、16:9に換算すると5.5インチの端末に相当しますので、スマホとしては比較的大きい、ファブレット寄りのサイズ感です。

個人的にはちょっと大きすぎるぐらいですが、操作性自体は悪くないです。指と同じ位置に電源ボタンや指紋センサーが配置されているので、大きさに慣れてしまえばその後は快適に操作できると思います。

ただ、ズッシリとした重さがあるので、片手操作する時間が長くなるとちょっとつらいです。

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ソフトウェア

Nokia 7 plusはAndroid Oneプログラムの機種なので、ソフトウェアは基本的に素のAndroid (AOSP)に準拠したものとなっています。

当然カスタマイズされている部分はあまり多くなく、私が気づいた範囲では「画面を2回タップして点灯(DT2W)」「バックグラウンドのアプリ制限」「独自のカメラアプリ」程度でした。

また、プリインストールされているアプリも最小限を通り越してむしろ少なすぎるぐらいでした。Google Music/Photoは単純な音楽・ギャラリーアプリとして使いやすいとは言えないので、それらについては別のアプリがプリインされていてもいいと思います。(音楽アプリは「Shuttle」もしくは「Phonogragh」が、ギャラリーアプリには「Focus Go」がオススメです)

日本語設定なし

Android Oneだと思って完全に油断していたのですが、Nokia 7 plusに日本語設定は用意されていません

MoreLocale 2」で日本語ロケールに設定すれば大半は日本語化されるのでそう大きな問題ではありませんが、再起動のたびに日本語ロケールに設定し直す必要があり少し面倒ですので、その点には注意してしてください。

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パフォーマンス

Nokia 7 plusにはSnapdragon 660というミッドハイクラスのSoCが搭載されています。

ゲームでもしなければパワー的には十二分で、アプリの起動などでモタつくこともなく快適に動作してくれます。RAMも4GB積んでいますので、よっぽどハードな使い方でもしない限りはRAM不足に悩まされることもありません。GPUの方がそこまでパワーがないのでたまにアニメーションがカクついたりしますが、それを含めても全体としては十分快適と言える動作です。

ゲームをするのであれば1ランク上のハイエンド機種をオススメしたいところですが、ゲームをしないのであれば十分なパフォーマンスだと思います。

(試しにデレステをプレイしてみましたが、3D標準でギリギリ、3Dリッチでfps落ちが目立つ感じだったので、やはりゲームをするにはGPUが弱い印象です)

ベンチマーク

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カメラ

上の写真は全てオートモードで何も考えずにパシャパシャ撮ったものですが、全体的によく撮れていると思います。実物と比較すると若干誇張気味ではありますが、気軽にスナップしてこれだけの写真が撮れればスマホのカメラとしては十分合格でしょう。

センサーサイズ的に限界があるので過剰な期待は禁物ですが、暗所もそこそこ撮れますし、オールマイティに使えるカメラだと思います。

HDR

HDRオフ

HDRオン

たまに露出過多になる

そこまで頻度は高くないのですが、たまに露出過多になる場合があります。屋内でモノ撮りをしている時に割とよく起きる気がするのでアプデで修正されることを期待します。

電池持ち

80%→10%で画面点灯時間(Screen on Time)が5時間半なので、バッテリー持ちは良い部類です。よく使う人でも丸1日、控えめな方であれば2~3日は充電なしで大丈夫だと思います。

USB PD対応

Nokia 7 plusは公式でQuick Charge 3.0に対応していることが謳われていますが、それに加えてUSB PDにも対応しています。

USB PD(5V/9V/12V/15V/20V)に対応したACアダプタに接続したところ、9Vで充電が行われていました。(USB PDのネゴシエーションも確認)

その他

ディスプレイ

Nokia 7 plusのディスプレイはFHD+(2160×1080)のIPS液晶です。解像度的には必要十分ですし、輝度についても最高レベルではないものの屋外でも使える程度には明るいです。

ただ、個人的に気になったのが「あまりにも彩度が高い」という点です。Nokia 7 plusのディスプレイは私が今まで使ってきたスマホの中で1番こってりした色合いで、長時間使っていると目が疲れるレベルです。

どのメーカーのスマホも多少は彩度やコントラストを盛る傾向はありますが、Nokia 7 plusのディスプレイはちょっとやりすぎです。アップデートでもう少しマイルドになることを期待します。

指紋認証

Nokia 7 plusの背面には指紋センサーが配置されています。

認証速度はそこまで早くはないものの精度はほぼ百発百中で、普通に実用的です。センサーの位置もジャスト人差し指という感じで快適に使えます。

スピーカー

Nokia 7 plusのスピーカーは本体底面のみのモノラルスピーカーです。

音質的には「平均よりはちょっと良いかな?」ぐらいですが、音量はかなり出せるため、スピーカーとしての役割は十二分に果たしてくれます。

また、良くも悪くも指で簡単に塞ぐことができるため、カメラのシャッター音を容易に消せるという地味なメリットもあります。

通知LEDなし

Nokia 7 plusには通知LEDがありません。通知LEDが必要な方は注意してください。(ハードウェア的にそもそもないのか、それともソフトウェアで有効化されていないだけなのかは不明)

所感

全体的にそつなく高いレベルでまとまっている機種だと思います。外装の出来は下手なハイエンド機種よりも上等ですし、カメラも(ちゃんと撮れれば)価格より1ランク上の写真が撮れるように感じました。

これだけの機種が4~5万円というのは結構割安で、5.5万円ぐらいしても全然おかしくないという印象です。このクオリティ・性能の機種をこの値段で出せる他のメーカーはXiaomiぐらいではないでしょうか。

惜しむらくは日本語設定がない点です。再起動の度にMoreLocale 2で日本語ロケールに設定するのは地味に面倒なので、頻繁に再起動する方は同じAndroid Oneで日本語設定あり・価格半分のMi A1にするか、夏ごろ出てくるであろうMi A2(仮)を待つ方が良いと思います。

逆にXiaomiのスマホはカメラがイマイチなので、カメラ重視でAndroid One機種をお探しの方はNokia 7 plusを選ぶと良いと思います。(もちろん予算が許すならPixelシリーズの方が良いですが)

Nokia 7 plusは以下の通販サイトで販売されています。