iPad Pro 10.5にUSB PD対応ACアダプタをいろいろ接続してみたので、その時の挙動をまとめておきます。
※ iPad Pro 10.5 A1709 MQF02J/A (iOS 12.1)
Appleのサポートページでは
Appleのサポートページによると、iPad Pro 10.5はUSB-C電源アダプタを使うと「高速充電」できると書かれています。
「高速充電」とは何とも曖昧な書き方ですが、中身はUSB PDです。なので、USB PDに対応していればサードパーティ製のACアダプタでも高速充電を行うことができます。
iPad Pro 10.5などの「高速充電に対応しているLightning端子の機器」を充電するためには、USB-C – Lightningケーブルが必要です。
Apple 18W A1720
Apple 18W ACアダプタ A1720でiPad Pro 10.5を充電したところ、9V/2AでUSB PDのネゴシエーションが行われ、約18Wが供給されていました。
cheero CHE-324
USB PD 18Wに対応しているcheero CHE-324にiPad Pro 10.5を接続すると、12V/1.5Aでネゴシエーションが行われ、約18Wが供給されていました。
Anker A2056511
USB PD 30Wに対応してるAnker A2056511でiPad Pro 10.5を充電したところ、15W/2AでUSB PDのネゴシエーションが行われ、約30Wが供給されていました。
Xiaomi CDQ02ZM
USB PD 45Wに対応しているXiaomi CDQ02ZMでiPad Pro 10.5を充電したところ、15V/3AでUSB PDのネゴシエーションが行われ、約30Wが供給されていました。
Xiaomi CDQ07ZM
USB PD 65Wに対応しているXiaomi CDQ07ZMでiPad Pro 10.5を充電したところ、15V/3AでUSB PDのネゴシエーションが行われ、約30Wが供給されていました。
まとめ
結果を簡単にまとめるとこんな感じです。
- Apple純正でない、サードパーティのACアダプタでもOK
- USB PDのネゴシエーション的には15V/3Aが最大
- 実際の消費電力は、バッテリー残量が少ない状態でも約30W (15V/2A) が最大
- なので、30W出力のACアダプタで (ほぼ) 最高速度での充電となる