GPD Pocket 開封&レビュー

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Indiegogoで出資していたGPD Pocketが届いたのでレビューを行います。

スペック

機種名 GPD Pocket
ディスプレイ 7インチ (1920×1200, タッチ操作対応)
端末サイズ 106 x 180 x 18.5 mm
重量 480g
CPU Intel Atom x7-Z8750
RAM LPDDR3 8GB
ストレージ 128GB (eMMC)
I/O USB-A (USB 3.1 Gen1)
USB-C (USB 3.1 Gen1, DP Alt Mode対応, USB PD対応)
Micro-HDMI (Type-D)
3.5mm ヘッドフォンジャック
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.1
ソース GPD

『一昔前に流行ったUMPCを今作ったらこうなりました!』的なスペックとなっており、決してハイスペックではないもののRAM 8GB、ストレージ128GB、USB Type-Cなど結構イマドキな仕様となっています。

そんなGPD Pocketは以下の通販サイトで販売されています。

開封・製品画像

『箱なんかあってないようなものだろう』ぐらいにしか期待していなかったので、輸送用のダンボールから想像を超える立派な箱から出てきた時にはかなりびっくりしました。とてもちゃんとしている外箱です。

肝心のGPD Pocket本体も写真以上の高級感で、いわゆる中華タブレットとは一線を画していると感じました。じっくり見れば若干の噛み合わせの悪さなども見つかりますが、それを含めても価格以上の質感だと思います。

付属品は
・USB C to Cケーブル
・ACアダプタ (USB-C、USB PD対応)
・説明書
・液晶保護フィルム

でした。

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操作性

キーボード

ご覧の通りQWERTY以外は変態配列ですので、完全なブラインドタッチはほぼ不可能です。打鍵感もあまり良いとは言えないため、多くの人が初見では「これはちょっと……」と思うかもしれません。

ただ、人間の慣れというのは恐ろしいもので、1週間ほど使っていたら結構普通に打てるようになりました。このレビュー記事もGPD Pocketで書いているのですが、慣れてしまえば意外とパタパタ打つことが可能です。

マウス操作 (トラックポイント)

トラックポイントでの操作はGPD Pocketが初めてだったのですが、本当に人の慣れというのは恐ろしいもので、キーボードと同じく1週間も使っていれば普通に操作できるようになりました。

スクロールキーがないのが残念ですが、せっかくのタッチパネルなので普通に画面にタッチしてスクロールすることで私は対応しています。

また、付属の青いキャップは滑りやすくてイマイチなので、本格的に使うのであればThinkPad用のロープロファイルキャップに交換することをオススメします。Lenovo公式通販の他、NTT-XやThinkFactory(5個パック10個パック)などで取扱いがあります。(Amazonでも売られているが、純正かどうかは怪しい)

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ディスプレイ

表示品質

画面オフ

画面オン

ディスプレイに関して特に不満はありません。高解像度で視野角も広く、この手のデバイスでは上等な方だと思います。

敢えて挙げるとすれば、タッチ対応のためかグレア(光沢)仕様となっていて映り込みが激しい点が個人的には気になりました。アンチグレア仕様の保護フィルムを貼ったらかなり軽減できたので、映り込みが気になる人はフィルムを貼ることをオススメします。

角度

机にぶつからない範囲で最大限開いた場合

最大まで開いた場合

超小型なので普通のノートPCよりも目線が下がりますが、(机にぶつけることを気にしなければ)ディスプレイの角度は結構融通が利くので特に不自由することはないと思います。

やや窮屈な感じはありますが、机にぶつからない範囲で開いた場合でも普通に操作はできます。(できればもうちょっと開きたい)

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USB Type-Cポート

それぞれが結構な分量なので詳しくは個別の記事をご参照いただきたいのですが、GPD PocketのUSB-Cポートは
・USB PDで充電可能(電源オン時のみ)
・DisplayPort Alt Mode対応
・ハブ経由での充電はバグあり
・(他の機種と比べて)出力が弱い

という仕様となっている模様です。



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その他 感想

発熱

フルスクリーンでYouTubeを再生しっぱなしにしたりすればそれなりに熱は出ますが、逆にそうでもしない限り私の使い方では気になるほど発熱することはありませんでした。

グリスを塗り替えるだけで5℃ぐらい下がるらしいので、発熱が気になる方は開腹して塗り替えてみるのも一つの手かもしれません。

電源周り

GPD Pocket最大の欠点は電源周りの不安定さだと思います。

まず第一に、Windows上でのバッテリー表示は目安程度にしか役に立ちません。さすがに『残容量30%と表示されているのに電源が落ちた』といったことはないですが、それでも実際の残容量と±15%ぐらいは見積もっておいて方が良いように感じます。かなりガバガバです。

第二に、GPD PocketはAC動作(満充電時に充電をやめ、ACアダプタからの給電で動作させること)ができません。家の外でしか使わないのであればこれでも問題はありませんが、私は家でもちょこちょこ触っているのでこの点が気になりました。

このように、GPD Pocketの電源周りは中華タブレットの域を抜け切れておらず、1流メーカーのものとは悪い意味で一線を画しています。家電量販店で売っているようなPCのクオリティを期待してGPD Pocketを購入すると電源周りではほぼ確実に失望すると思うので、この点には注意が必要です。

総評

Atomなのにファン動作である点や、USB Type-C/電源周りの不安定さなんかは『中華タブレット』の域を抜け切れていないですが、トータルとしてはよくまとまっているデバイスだと思います。

1度慣れてしまえば結構普通に叩けるキーボードですし、トラックパッド+タッチパネルの操作も思ってたより全然いけます。上記の欠点以上に、『片手で握れるサイズにフルWindowsと物理キーボードが収まっている』ということが大きな利点であり、何物にも代えがたい魅力であると感じました。

そんなGPD Pocketは以下の通販サイトで販売されています。