USB PD 60W対応Anker PowerPort Speed PD 60 暫定レビュー

AnkerブランドのUSB PD 60W対応ACアダプタ「PowerPort Speed PD 60 (型番: A2015113) 」を購入したのでレビューを行います。

※中の人の事情でとりあえず暫定レビューとして公開します。追加でもうちょっと色々テストを行い、6月か7月ごろに暫定でないレビューとして更新する予定です。

対象の製品

クイックレビュー

筆者が日常的に使用しているデバイスはどれも問題なく充電できています。USB PDのパケットも見てみましたが、特に怪しい点は見当たりませんでした。

現時点 (2019年4月) で60W以上出力できるUSB PD対応ACアダプタは選択肢が少なく、なおかつこのPowerPort Speed PD 60は比較的小型・軽量なので、USB Type-Cポートから電源を取ることのできるノートPCをお使いの方は1台持っていると旅行や出張のときに活躍すると思います。

開封・製品写真

  • PowerPort Speed PD 60
  • USB 急速充電器
  • Model/品番: A2015
  • Input/入力: 100-240V-1.7A 50-60Hz
  • Output/PD 出力: 5V==3A / 9V==3A / 15V==3A / 20V==3A
  • Anker Technology Co., Limited
  • Made in China
  • PSEマーク: あり (TÜV SÜD PSB Pte Ltd / ひし形 / アンカー・ジャパン株式会社)
  • SN: AFZP7N1911400128

PowerPort Speed PD 30と比較

兄弟モデルであるAnker PowerPort Speed PD 30 (レビュー記事) との比較です。

PD 30とPD 60はそれぞれ出力が30Wと60Wで2倍もの差がありますが、大きさは写真通りほぼ一緒で、重さもちょっと重いぐらいで2倍ということはありません。

Source_Capabilitiesメッセージ

Anker A2015113は最大60WのUSB PDに対応しています。

実際のUSB PDのパケットを確認したところ、製品外装に印刷されている「5V/3A」「9V/3A」「15V/3A」「20V/3A」と同じ内容のFixed Supply PDOを含むSource_Capabilitiesメッセージを送信していました。

その他に怪しい点も特になかったため、USB PDの通信に関して特に問題はないと考えられます。

いろいろ充電してみた

ThinkPad Yoga 370

ThinkPad Yoga 370に接続したところ、20V/3AでUSB PDのネゴシエーションが行われ、最大で約55Wが供給されていました。

Lenovo Vantage上からも問題なく「60W USB-C 電源」として認識されていました。

iPad Pro 11

iPad Pro 11を接続したところ、15V/3AでUSB PDのネゴシエーションが行われ、最大で約27Wが供給されていました。

Galaxy S9

Galaxy S9を接続したところ、5V/3AでUSB PDのネゴシエーションが行われ、最大で約10Wが供給されていました。

Pixel 3

Pixel 3を接続したところ、9V/3AでUSB PDのネゴシエーションが行われ、最大で約15Wが供給されていました。

気になった点

Anker A2015113はどちらか片方のCCがプルダウンされると (≒デバイスが接続されると) 、Vconnと接続する側のCCの電圧が自動的に0Vとなります。

eMarkerなしのケーブルや、E-MarkedケーブルであってもVconn not requiredであればVconn側CCの電圧が0Vになることは問題ないのですが、どうもVconn Requiredなケーブルを接続した場合であってもCCの出力がシャットダウンされる模様です。

SOP’ Discover Identifyコマンドを読み取ってからCCの出力をシャットダウンしているため、例えば5Aケーブルを使った場合は一応ちゃんと5Aケーブルとして認識はしています。そのため、充電する上でこのCCの出力がシャットダウンされる挙動が特に問題になることはないと思われます。 (そもそも最大60W出力なので3Aケーブルでも5Aケーブルでも挙動に変化はない)

しかしながら、eMarkerのメッセージの内容を一部無視しているということで、この点が少し気になりました。 (Ankerの設計がどうこうというより、採用されているUSB PDコントローラチップの仕様・バグな気がします)

所感

60W出力できる割に比較的小型・軽量ですし、USB PDの通信的にも基本的に問題はなさそうなので、メインのACアダプタとしてしばらく使ってみようと思います。

「GaN IC採用で超コンパクト!」といったことはないですが、ほどほどに小型・軽量で、プラグも折りたため、何より60W出力で3000円ちょっとという手頃な価格が良いですね。

この記事について

この記事で使用しているAnker A2015113は、Amazon.co.jpのマーケットプレイス販売者「AnkerDirect」から、当サイトの管理人が購入したものです。

この記事の内容は全て当サイトの管理人が書いたものであり、何者かがこの記事に対して報酬を支払ったり、事前にチェックを行ったりなどは一切していません。

この記事がお役に立ちましたら、hanpenblog[a]gmail.com宛に100円ほどAmazonギフト券を送っていただきますと、今後のテスト用USB Type-C機器の購入費に繋がります。

テストに使用した機器

  • メディアロジック USB Power Delivery アナライザ DTW2U3 (製品ページ)
  • USB Type-C to USB Type-C ケーブル (eMarkerなし)