CHOETECH Thunderbolt 3ケーブル (70cm) レビュー : 速い・安い・しなやか

CHOETECHブランドで販売されている70cm Thunderbolt 3ケーブルを購入したのでレビューします。

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Thunderbolt 3ケーブルのおさらい

早速ケーブルのレビューに入っていきたいところですが、まずは複雑なThunderbolt 3ケーブルについて簡単におさらいしておこうと思います。

Thunderbolt 3とUSB Type-Cの違いを詳しく解説
非常に分かりにくい「Thunderbolt 3」と「USB Type-C (USB-C) 」の違いについて、詳しく解説します。

一口に「Thunderbolt 3ケーブル」と言っても、その中身は「パッシブケーブル」と「アクティブケーブル」の2種類に大別されます。

Thunderbolt 3パッシブケーブルは、Thunderbolt 3だけでなくUSB 3.2やDisplayPort Alternate Modeのデータ転送も行うことが可能です。しかし、パッシブケーブルでThunderbolt 3 40Gbpsのデータ転送を行えるの80cm以下のケーブルだけであり、80cmよりも長いパッシブケーブルはThunderbolt 3のデータ転送が最大20Gbpsであるという弱点があります。

一方Thunderbolt 3アクティブケーブルは、1m超でもThunderbolt 3 40Gbpsのデータ転送を行うことが可能です。その反面、USBのデータ転送がUSB 2.0のみとなり、DisplayPort Alternate Modeにも対応していないという弱点があります。

まとめると以下の通りとなります。

TB3ケーブルの種類Thunderbolt 3USB 2.0USB 3.2DisplayPort
パッシブケーブル (0.8m以下)最大40Gbps対応対応対応
パッシブケーブル (1m以上)最大20Gbps対応対応対応
アクティブケーブル最大40Gbps対応非対応非対応

このように非常に分かりにくいThunderbolt 3ケーブルですが、今回レビューしているケーブルは70cmのパッシブケーブルなので、表の1番上のカテゴリーに当てはまります。

開封・付属品

前置きが長くなりましたが、製品のレビューに移っていきます。

今回レビューしているのは以下のケーブルです。

CHOETECHは複数のThunderbolt 3ケーブルをラインナップしていますが、今回レビューしているのは「A3007」という型番のケーブルです。

ケーブルの他には説明書とベロクロストラップが付属します。

片側のプラグの根本には「100W」の刻印があります。

ケーブル経・しなやかさ

USB 3.2ケーブルなどの高速なUSB Type-Cケーブルを選ぶ際に気になるのが「硬さ」や「しなやかさ」です。高速なケーブルは信号線が多いため、どうしてもケーブル経が太かったり柔軟性に欠ける場合が多いです。

ではCHOETECHのThunderbolt 3ケーブルはどうなのかと言うと、確かにMacBookシリーズに付属するUSB 2.0なApple USB-C充電ケーブル (2m) よりも太いです。一方で、しなやかさ・柔らかさはAppleのケーブルよりも優れており、かなり扱いやすいです。信号線が多いので太いのはどうしようもありませんが、十分にしなやかなので、取り回しに困ることは少ないでしょう。

eMarkerを確認

eMarkerはUSB 3.2 Gen 2で5A対応となっています。

また、注目したいのがVendor IDがLintesのものになっている点です。表に出るブランド名こそCHOETECHですが、ODM元はLintesだということが分かります。

 
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実際に使ってみた

外見的な話はこれぐらいにして、ケーブルを実際に使ってみました。

Thunderbolt 3ケーブルのレビューでこんなことを言うのも気が引けるのですが、実はこのケーブルの使用目的はThunderbolt 3接続ではありません。DisplayPort Alt Mode接続が目的です。

というのも、1ヶ月ぐらい前にEIZO EV2785というDisplayPort Alternate Mode対応のモニターを買ったのですが、付属のUSB Type-Cケーブルが2mでした。

写真の通り、2mだとちょっと長すぎるんですよね。

そのため短いケーブルを探したのですが、Thunderbolt 3ケーブルではない普通のUSB 3.2ケーブルは0.5mか1.0mのものばかりで、モニターと接続するには “帯に短し襷に長し” でした。

そこで目を付けたのがThunderbolt 3ケーブルです。Thunderbolt 3ケーブルには0.7mや0.8mのケーブルがラインナップされているため、それらであればいい感じにモニターに接続することができると目論んだわけです。

そしてこれがCHOETECH A3007でThinkPad Yoga 370とEIZO EV2785を接続した写真です。ちょうど良い長さでモニターと接続でき、問題なく4k 60Hzで映像出力することができました。

ノートPC以外にも、iPad Pro 11 (2018) やOnePlus 7Tでも問題なくDisplayPort Alternate Modeで映像が出力されました。


Thunderbolt 3ケーブルのレビューでThunderbolt接続を試さないのはどうなんだという気はしますが、上で説明したようにDP Alt Mode接続が目的なのでThunderbolt接続は試せてないです。スイマセン。 (Thunderbolt 3周辺機器持ってないので)

Thunderbolt 3ケーブルの選び方

「CHOETECHとかいう聞いたことメーカーのはちょっと……」という人もいると思うので、今回私がCHOETECH A3007を選んだ理由を説明します。

USBケーブルを探している時に「USB-IF認証済み」みたいなことが謳われている製品を見たことがある人もいるかと思いますが、あれは「USBの仕様通りに設計・製造された製品かどうか」ということを確認するコンプライアンステストを実施し、そのテストに通過したことを示しています。

Thunderboltにも同様の仕組みがあり、Intelがその管理を行っています。USBと違ってThunderboltはテストに通過することが必須になっているため、テストをパスしていない製品はThunderboltを名乗ることができません。 (Thunderbolt対応製品が高価な原因の1つ)

Amazonで探すと↑↑のような怪しいThunderbolt 3ケーブルが販売されていますが、こういったケーブルは本当にThunderboltのテストを通過しているのか疑わしいです。値段に釣られてテキトーなものを選ぶとゴミを買う羽目になる可能性があるので気をつけましょう。

そして今回レビューをしているCHOETECH A3007はどうなのかというと、もちろんテストを通過しています。テストを通過している製品はThunderboltのWebサイト上で公開されており、CHOETECH A3007も掲載されています。

このようにThunderboltのWebサイトで掲載されていることが確認でき、なおかつ他のケーブルより安かったため、CHOETECH A3007を選んだ次第です。

ちなみに、CHOETECH A3007のODM元と思われるLintesの70cmパッシブケーブルもThunderboltのWebサイトに掲載されています。

まとめ

以上説明したように、表に出ているブランド名こそCHOETECHではあるものの、中身はLintesというメーカーのケーブルです。もちろんThunderboltの認定も取得しており、実は結構マトモなケーブルです。

Thunderbolt 3 40Gbps・USB 3.2 Gen 2×2・DisplayPort Alt Modeのデータ転送に対応しているだけでなくUSB PD 100Wにも対応しており、スペック的には現時点で最高です。それでいてThunderbolt 3ケーブルとしては比較的安価であり、速い・安い・しなやかと三拍子揃っています。

誰だってなるべく安いほうが良いしハズレは引きたくないものですが、その難題を満たせるケーブルではないでしょうか。「デスク周りはホワイトで統一してるんです」とかでもなければ、とりあえずこれ買っとけば良いと思います。

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