Xperia SXをLTE Band19に対応させる

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Xperia SX (SO-05D)をLTE Band19に対応させました。Xperia GX (SO-04D)も同様の方法でLTE B19に対応させることができるはずです。

はじめに

自分は技術的なことはまるでわかってないので質問されても何も答えられません。最悪の場合、通信できなくなる可能性のあるカスタムです。各種バックアップは万全に。

参考:[Xperia Z2 D6503]プラスエリア化してみた。(LTE、3G) | THE BOOLEE STREET

Xperia AXとSXのスペックを比較

Xperia SXとXperia AXの通信に関するスペックを比較してみます。

Xperia SX

・SoC:MSM8960
・対応バンド(W-CDMA):Band1/5/6/19
・対応バンド(LTE):Band1

Xperia AX

・SoC:MSM8960
・対応バンド(W-CDMA):Band1/5/6/19
・対応バンド(LTE):Band1/19/21

比較してみると、SXもAXもSoCは同じで、W-CDMAをつかむ周波数も一緒です。LTEの対応バンドが違いますが、これは発売された時期の違いによる、Xiサービスが始まっていたバンドの違いのせいです。なので、通信に関するハードウェアはほとんど一緒のものと推測できます。以上の理由により、AXの通信に関するファイルをSXへ移植して、SXの通信機能をAX化させることを目標とします

AX化させることを目標としましたが、B21を追加すると通信が不安定になったので、B19対応化のみを目標とします。

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実行環境&Tools

・Xperia SX (SO-05D) 9.1.C.1.103

・HTCDiagDrivers.zip

・QPST
自分は2.7 build 402を使いました。

・QXDM
自分は3.12.714を使いました。

・Xperia AXに存在していてXperia SXには存在していないrfnvの内、B19に関係ありそうなもの
SX_B19_rfnv.zip

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下準備

・PCのフォントサイズを「小」に変更

・QPSTなど使用するソフトのダウンロード&インストール

・HTCDiagDriversのinfファイルの書き換え
64bit版Windowsの場合は/Win x64/HtcUsbMdmV64.infを、32bit版Windowsの場合は/Win x86/htcdiag.infを書き換えます。私の環境は64bitなのでHtcUsbMdmV64.infを書き換えました。

[Models.NTamd64]の項目
%OEM00% = Modem0, USBVID_0BB4&PID_0B03&MI_00
これを
%OEM00% = Modem0, USBVID_0FCE&PID_5146&MI_04
に書き換え。

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自分用&色々わかってる人用

これを見てわからない人は、この下に詳しく説明書きましたのでそれ見て操作してください。

・ftfのBASEBANDのみを焼いてBASEBANDを初期化

・B19に関係ありそうなAXのrfnvを移植

・NV#6828を書き換えてLTEのバンドをB1/19に設定
(Hex:1 → 262145)

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LTE B19対応化

・端末とPCをUSB接続する。

・コマンドプロンプトで以下のコマンド

・USBデバッグをOFF。

・USBデバッグをON。

・デバイスマネージャーで、「ほかのデバイス」に並んでいる「SO-05D」の中からハードウェアIDが「MI_04」のデバイスに、用意したHTCDiagDriversをインストールする。

z1c-lteb19-device-manager

画像はXperia Z1C (D5503)でやった時のものです。

・スタートメニュー→QPST→QPST Configurationを起動する。

・Portsタブ→Add New Port→「Show Serial and USB/QC Diagostic ports only」のチェックを外す→出てきた項目をクリック→OK

z1c-lteb19-qpst-config

・QPST Configurationを終了させる。

・スタートメニュー→QPST→EFS Explorerを起動→COM4を選択→OK

sx-lteb19-efs-explorer

・nv/item_files/rfnvにAXのrfnvをD&Dでコピーする。

・EFS Explorerを終了する。

・スタートメニュー→QXDM Professional→QXDM Professionalを起動する。

・Options→Comunications→Target Portで「COM4」を選択→OK

sx-lteb19-qxdm1

・元の画面に戻って「View」を「NV Browser」にし、「Category Filter」で「LTE」を選択する。

sx-lteb19-qxdm2

・ID:06828のLTE BC Config→右下「Read」→「Input」の値をコピーする。(1)

・この値は10進数リトルエンディアンなので、電卓ソフトか何かでB1/19の値を計算する。(262145)

・先ほどの「Input」のところをトリプルクリックして、計算した値を貼り付け→右下「Write」

・QXDM Professionalを終了する。

・コマンドプロンプトで以下のコマンド

・USB接続を解除して端末側で再起動する。

・*#*#4636#*#*で「JAPAN BAND」に設定する。

・*#*#7378423#*#*→Working band/sを確認する。

成功していればこんな感じかと。

sx-lteb19-ss

B19を掴んでいるかは、QXDM Professional→View→LTE ML1 Serving Cell~でE-ARFCNが6100かどうかで確認できます。

z1c-lteb19-qxdm-earfcn6100

参考:LTEの中心周波数とEARFCNリスト | Gadget and Radio