【設計不良品】UGREEN 30W USB PD対応USB Type-C充電器 レビュー

この記事をシェアする

UGREENブランドの30W USB PD充電器(型番:CD127)を購入したのでレビューを行います。

対象の製品

クイックレビュー

USB PDに関する設計に問題のあるACアダプタです。

外箱や製品外装には最大30W出力である旨が記載されていますが、接続先の機器には「最大45Wまで出力できる」と通知しています。そのため、31W以上を消費する機器に接続した場合には設計以上の負荷が掛かり、充電器や機器の故障といった思わぬ事態を招く恐れがあります。

テスト項目

  • USB PD: Yes
  • Split PDO: Yes
  • Vbus Hot: No
  • Bridged CCs: No
  • 過電流保護: Yes
  • Apple 12W: No

テストに使用した機器

  • メディアロジック USB Power Delivery アナライザ DTW2U3 『PDワットみるC』 (製品ページ)
  • 横河メータ&インスツルメンツ ディジタルマルチメータ 732-03 (製品ページ)
  • Apple USB-C充電ケーブル (型番:MLL82AM/A)
  • Google USB Type-C to Type-C ケーブル (型番:不明 | 製造番号:不明 | 22.5W充電器の付属品)
  • その他、電子負荷やQCトリガーボード、Type-Cブレークアウトボードなど
広告

開封・製品画像

  • UGREEN 30W USB-C PD 電源アダプタ
  • 型番: CD127
  • 入力: 100-240V 50-60Hz 800mA
  • USB出力: 5V=3A 9V=2A 15V=2A 20V=1.5A
  • 最大電力: 30W Max
  • Made in China
広告

USB PD / Split PDO

外箱や製品外装では最大で20V-1.5A(=30W)出力であると謳われていますが、実際には20V-2.25A(=45W)のPDOを接続先の機器に通知しています。そのため、31W以上を消費する機器と接続した場合には設計以上の負荷が掛かり、充電器やデバイスの故障といった事態を招く恐れがあります。

また、UGREEN CD127はSplit PDOです。1度目のMessageでは5V-3A、9V-3A、15V-3Aの3つのFixed Supply PDOを、2度目のMessageでは5V-3A、9V-3A、15V-3A、20V-2.25Aの4つのFixed Supply PDOを通知していました。

1度目のSource_Capabilities

2度目のSource_Capabilities

広告

その他

Vbus

UGREEN CD127はUSB PDの規格で定められているCold Socketに対応しており、Sinkの接続を検出するまでVbusに電圧を印加しません。

PDワットみるCのLEDはVbusに電圧が印加されている場合にのみ点灯するため、Sinkが接続されていない状態では点灯しません。

CC1・CC2の両方がHigh状態であるため、Vbusに電圧が印加されていません。

CC

UGREEN CD127のCCは規格通りそれぞれがRpでプルアップされており、E-Markedケーブルを使用した場合でも正しくSinkのアタッチ・デタッチを検出することができます。

AppleのeMarker搭載ケーブルを接続しています。

規格に沿ってCC1・CC2がそれぞれプルアップされているため、E-Markedケーブルを接続した場合でも片方のみの電圧が降下します。

過電流保護回路

UGREEN CD127には規定以上の負荷が掛かった際に出力をシャットダウンする保護回路が実装されています。

5V時では、約18Wを超過すると出力がシャットダウンされます。

Apple 12W

UGREEN CD127はApple独自の12W給電をサポートしていません。

広告

余談

2017年4月頃に仕様の変更があったらしいです。(レビューに使用したのは仕様変更後の方です)

所感

安物買いの銭失いでした。

※当ブログのUSB Type-C関連記事がお役に立ちましたら、hanpenblog[a]gmail.com宛に100円ぐらいAmazonギフト券を送って下さるとやる気とType-C製品の購入資金に繋がります。