【規格不適合】IMICHAEL 15W USB Type-C ACアダプタ レビュー

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IMICHAELブランドのUSB Type-C ACアダプタ(型番:K7)を購入したのでレビューを行います。

対象の製品

クイックレビュー

USB Type-Cの規格に適合していない設計不良品です。

また、商品タイトルや商品説明ではQuick Charge 3.0やUSB PDに対応している旨が謳われているものの、実際の製品はいずれにも対応していません。消費者の優良誤認を誘うものであり、非常に悪質です。

加えて、法律で定められているPSEマークの表示がないため、この製品の日本国内での販売は違法です。

テスト項目

  • USB PD: No
  • Quick Charge 3.0: No
  • Vbus Hot: Yes
  • Bridged CCs: Yes

テストに使用した機器

  • メディアロジック USB Power Delivery アナライザ DTW2U3 『PDワットみるC』 (製品ページ)
  • 横河メータ&インスツルメンツ ディジタルマルチメータ 732-03 (製品ページ)
  • Apple USB-C充電ケーブル (型番:MLL82AM/A)
  • Google USB Type-C to Type-C ケーブル (型番:不明 | 製造番号:不明 | 22.5W ACアダプタの付属品)
  • その他、電子負荷やQCトリガーボードなど
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製品画像

  • MODEL: K7
  • INPUT: 100-240V~50-60Hz 0.5A
  • Output: 5.0A=3.0A
  • S/N: R3744SNOR11SE6
  • PSEマーク: なし

電気用品安全法で定められているひし形PSEマークの表示がないため、この製品の日本国内での販売は違法です。

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USB PD

IMICHAEL K7のAmazonの商品ページではUSB PD対応が謳われています。

しかしながら、Mi Notebook Air 12.5を接続した場合でもUSB PDに関するパケットを一切送受信していなかったため、実際にはUSB PDに対応していない可能性が非常に高いと考えられます。

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Quick Charge

IMICHAEL K7の商品タイトルにはQuick Charge 3.0に対応していることがハッキリと記載されています。

しかしながら、Quick Charge有効状態をエミュレーションできるQCトリガーボードを使用してもVbusの電圧は約5Vのまま一切変動しなかったため、IMICHAEL K7はQuick Chargeに対応していない可能性が非常に高いと考えられます。

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Vbus Hot

USB Type-Cレセプタクルを搭載するSource機器は、Sinkの接続を検出してからVbusに電圧を印加するように規格で定められています。

しかしながらIMICHAEK K7はSinkの接続を検出していない状態でもVbusに電圧を印加しており、これはUSB Type-Cの規格に適合しない挙動です。

このような設計不良品は、誤った使い方をした場合に接続した機器を破損させる恐れがあります。

Bridged CCs

USB Type-Cレセプタクルを搭載するSource機器のCC1・CC2はそれぞれをRpでプルアップするように定められていますが、IMICHAEK K7のCC1・CC2は短絡されて1つのRpでプルアップされており、これはUSB Type-Cの規格に適合しない設計です。

このような設計不良品は、E-Markedケーブルを使用した場合に正しくSinkのアタッチ・デタッチを検出することができません。(Vbus Hotなのでお構いなしにVbusに電圧を印加しますが)

余談

製品外観が酷似していること、製品外装に記載されている型番とシリアルナンバーが完全に同一であることから、以下の記事でレビューを行ったiVAPOブランドの15W USB Type-C ACアダプタと同一ODMと考えられます。

所感

規格に全く適合していないばかりか、対応していないQC3.0やUSB PDへの対応も謳われており、非常に悪質です。

加えて、日本国内での販売に必要なPSEマークの表示もないため、買う価値ゼロです。

※当ブログのUSB Type-C関連記事がお役に立ちましたら、hanpenblog[a]gmail.com宛に100円ぐらいAmazonギフト券を送って下さるとやる気とType-C製品の購入資金に繋がります。